眠れないのはどうして? 「不眠症 身体編」―ホリスティック健康相談

吸う息は交感神経、吐く息は副交感神経を刺激しますので、吐く息を長くした深呼吸を何度かしてみてください。アロマを使うなら自分が心地よいと感じる香りをほんの少しだけ使いましょう。

あなたは「睡眠」に関してお悩みはありませんか?  寝つきはいい方ですか?
眠れてもぐっすり眠れないとか、疲れが取れないとか、早く目が覚めちゃうとか。
睡眠は「質」と「量」が適切であることが大切です。それが十分ではない場合を「不眠症」と言います。

今回は「不眠症」について「ホリスティック健康相談」の視点から原因と対策を書きます。

 

今日のテーマ:まず「身体」を見てみましょう♪

不眠症と言うと、大抵、「悩みがあるの?」って聞かれませんか?  心の悩みだと言われることが多いですね。
でも、意外と気が付いていないかもしれませんが、実は身体機能の問題である場合が多いのです。

「身体が眠れない状態だから眠れない」
って、当たり前の状態です。

前回は私のお店メンタルコンサルティングTerra(以下Terra)やホリスティック健康相談がどんなものかについて書きました。その中で「人間は『身体、心、魂』からなる生き物」とお伝えしましたね。

だから、病気や症状も、身体、心、魂のそれぞれから、そして、様々な医療・ケア方法の視点で見て行きます。

今回は「不眠症」の原因が「身体」にあると考えられる場合をいくつかあげてみます。

■エネルギーが消費されていない■

ヨガには「不眠症」に効果があるとされるポーズがありますが、身体に残った過剰なエネルギーを消費させるものもあります。脳ばかりが疲れて体のエネルギーが消費されないと眠れないという考え方からです。東洋医学でも「安逸過度」と言って休みすぎが体の機能を停滞させ正常な機能を阻害すると考えられています。

→対策としては簡単なストレッチやヨガなどをお勧めします。体を伸ばす、ほぐす系の運動です。

■下半身の血流が悪い■

東洋医学では下半身が冷えるなどの理由から血流が悪くなると、眠れなくなると言う治療師さんもいます。冷えてきゅっと細くなった血管から追い出された血液が上半身にのぼっていき、脳の血流が増え、脳が過活動になり眠れなくなると考えられます。だから、下半身は冷やさない方が良いですよ。特に女性はね(^_-)―☆

→対策としては足湯・足首回しや足裏をもむ・下半身を伸ばす、ほぐす運動をお勧めします。

■交感神経が興奮するような生活をしている■

交感神経は身体を活動的にし、目覚めさせる神経。それが興奮しっぱなしの状態だと眠れなくて当たり前。コーヒー、お茶類などカフェインを含むものを多くとっていませんか?他には神経を興奮させると考えらえるのは、タバコ、香辛料、刺激的な音楽、ビビッドな色、刺激的な人間関係などなど。

生活習慣を改めるのは言うまでもありません。
吸う息は交感神経、吐く息は副交感神経を刺激しますので、吐く息を長くした深呼吸を何度かしてみてください。アロマを使うなら自分が心地よいと感じる香りをほんの少しだけ使いましょう。

■体が極端な「陽性」になっている■

Terraでお勧めしている「吉田久恵先生の食事法」では、身体のバランスが陰陽の陽に傾きすぎると眠れなくなると言います。収縮エネルギーの強い陽性食品(主に動物性食品など)を多く食べていると、身体と心が緊張しすぎます。他には陽性過多になると「夜行性、考え過ぎ、神経質」になるなどと言われます。

→陽性食品をとり過ぎず、中性の「米」を中心に食べ、陰性食品の中でもできるだけ安全なお野菜を食べましょう。

  とりあえず、今日はここまで♪  

身体からの分析をちょっとだけ書いてみました。他にも色々考えられます。原因も対策・ケアもお一人ごとに違うものなのです。

上記の中でTerraの食事法に興味を持たれた方もいらっしゃるかも。Terraのブログに書かれた以下の記事をご参照くださいませ。

「偽の食欲、本当の食欲」
http://watamori323.blog.fc2.com/blog-entry-476.html

次回は心から見た分析について書きますね。お楽しみに♪