行き過ぎた明るさ、激しさ、絶対性はその圧倒的な力の強大さゆえに、バランスを見失い暴走を招きます。
「ユダヤ人の虐殺は、公務員として上司から指示された業務を行ったに過ぎない。私は無罪だと主張する。」
アドルフ・アイヒマン
ーナチスドイツ中堅幹部・イスラエルでの戦争犯罪法廷にて
アドルフ・アイヒマンは、ナチスドイツ占領下の地域で、数十万人のユダヤ人殺害計画の計画立案・指揮を行った人物でした。その彼は、戦後にイスラエルの法廷で、上のような発言をしているのです。公務員としての義務に従ったに過ぎないと。
これなどは、太陽的な「現実的な意識による偽装」の極端な例ともいえるでしょう。
人間の「組織の論理」による偽装、「常識」「義務」による真実の偽装は、この世で最も醜悪で、恐ろしいものであると思います。
ひとりひとりの人間は、基本的にはとても弱く、単独では極端で、常識に反する行動はしづらいものです。しかし、数を増やし勢力をもつにつれ「周りの皆が行っていることであり、指示もされている。これは仕事である」「これは大人としての当然の義務である」となり、我々は真理をいとも簡単に偽装し、最も醜悪な行為すらも平気で行うことができます。
誰もがその極端さや危うさ、そのバランス感覚の欠如にうすうすと感じながらも、わかりやすさ、明確さ、はっきりとしたものといった現実的な意識を重視し、価値を与え支持するのです。
すべてはバランスの上に成り立っている
しかしこうした時こそ、月的な感性、隠されているけれども本当のことを感じ取る、繊細な感性を重視しないといけない時なのではないでしょうか。すべては微妙なバランスの上で成り立っていることを思い出して。
「神々の心のタロット」が時に指し示す真実の鋭さは、驚くべきものです。
私たちの心の中では時に、太陽の意識が表すようにその明確さのゆえの偽装、月の意識がその暗さゆえに狂気を抱かせるという、猛烈な危うさも存在します。
と同時に心は、うまくバランスをとるための機能も備わっているものともいえるのではないでしょうか。
そしてややもするとそのバランス感覚を失う危険から、正しく直面している真実をつかむために、占いは間違いなく、物凄い力を発揮すると思います。
「占いをとおして心を学ぶ」神々の心のタロット認定講座
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神々の心のタロット認定講座で、マスター講座を受けて頂いている複数の方から、「自分らしく生きることが掴めてきた」「心が振り回されなくなった」「展望が持てて、実現に移せるようになった」などの言葉をたくさん頂いています。
占いを身に着ける感性は、生きることの本当の価値と姿に気づかせてくれる力を持つものなのです。
占いは、感性で流れを感じることが重要です。神話と象徴を感じ、流れをつかむことができます。そうして、自分やクライアントの、心のありようや、未来がそのままに分かってきます。
占いは、心の本質や未来をつかむことができ、我々の文化的な背景までを理解し、生活と人生を豊かにし、さらに身近な方々を助けることができ、そして、仕事として展開もできるような素晴らしい技能です。
より多くの方に、この豊かな世界を感じ、人生と人間性の豊かさを広げて頂ければと思います。
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