アメリカの超能力開発研究  その2〜シリコンバレーの魔法学校

BPIは、アメリカの各機関からも注目されていて、僕が在籍していた時も、考えられないような変わった人たちが訪れました。

僕がシリコンバレーにある*BPI(バークレー・サイキック・インスティチュート)に通っていた10年ぐらい前は、透視能力プログラムを教える先生の数は20人以上もいて、アメリカのサイキック業界の層の厚さ、超能力研究の奥の深さを感じました。

学校のプログラムは日本の教育に比べると、考えられないくらい厳しく、特にクレアボヤンス(透視能力開発)プログラムは1年~2年と長期間で、週一回の講座に加え、毎日クライアントさんに対して透視カウンセリングや透視ヒーリングをしました。カウンセリングの年間総数は、100ケース以上もあり、それに加えて週末にはショート・カウンセリングやヒーリングなどがありました。

 

昼間の時間帯に通常の仕事をしていた僕には、毎日の生活は超ハードスケジュールでした。

残業でクラスに5分遅れた時は、追い返されたりした時もありました。
それだけ厳しいプログラムなので卒業率はとても低く、1%~10%ぐらいと言われています。

クラスやカウンセリングは全て英語で行われ、英語がさほど得意では無い僕にとっては大変で、それでも自分の言葉が上手に紡ぎ出せたと感じた時に、クライアントさんが感極まって涙を流したりした場面がありました。

そういう時というのは偶然なのか、「何のために透視カウンセリングをするのか、理由が解らなくなって迷っている時」だったりするので、クライアントさんの涙を見て、僕の心の方が暖かくなるのでした。
「やっていて良かった。遠回りしたけど、やっと自分の居場所を見つけた」
人の暖かさを感じて、そんなふうに思えたのです。

BPIは、アメリカの各機関からも注目されていて、僕が在籍していた時も、考えられないような変わった人たちが訪れました。
火星か、どこかの宇宙人の前世を持っている人。逆に前世を全く持っていない不思議な人などが訪れたりしました。

 

それにCIAやFBI、政府機関、軍関係の人たちなども身元を明かさずに訪れました。

「此処では何をしているのか? 仲間に勧誘出来る人材はいないだろうか?」などと思っていたのかも知れません。

「FBIの捜査官をしている」と言う人が来た事があります。
現実離れしていて、本当にそんな人がいるとは思っていなかったので、聞いた時にはさすがに驚きました。
亡くなられた方の声を聞いて、「どのように亡くなられたのか? 誰が犯人なのか?」などと捜査に協力するのだそうです。

「この人、政府機関の関係者だ」と思えた人もいました。
何も言わなくても、そんな感じは何となく解るもので、彼らは部屋の様子を眺め見ては、そのまま何も言わずに帰っていきました。

軍関係の人に誘われた事もありました。
ある女性の方だったのですが、挨拶して名刺を頂いた夜に夢の中に出てきたのです。
「私達と一緒に働かない?」とその女性に夢の中で誘われたのですが、あまりの現実離れした勧誘に笑いが止まらず、笑いながら断ったのでした。
只の夢の中のお話と言ってしまえば、それまでですが、とてもリアルな夢でした。

そんなこんなで数年間のBPIに在籍していた時というのは、考えられないような様々な出来事が起こり、まさに魔法学校というあだ名が相応しい処だったのです。
きっとBPIで教えている瞑想や透視リーディングやヒーリングの技術が、アメリカの業界でそれだけ認められていたからなのかも知れません。

(文: 上田 サトシ)
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