死や死後の世界について考えてみたことはありますか？
身内の介護や病気などで日々死を間近に感じていらっしゃる方も、死はまだ遠い世界の話という方もいるでしょう。
でも死んでも意識があったらと考えると、ちょっと楽しいような、生き方を改めなくてはと身が引き締まるような気分になります。
どうやら、死への道のりの感じ方は人によって違うようです。
ということは、生き方が死に方に出るということでしょうか？
死後の世界についての話をまとめたウェブサイト「Near Death Experience Research Foundation」は、臨死体験者の経験談を紹介している。
自殺未遂をして助かった人は「恐怖感を覚えています。すごく暗くて、下が全く見えないのです。何が起きているのか全然わかりません。何かの生物が私を引き込もうとしました。周りはぐにゃぐにゃで湿っぽくて、暗くて冷たい感じでした。すると、その生物は私に襲い掛かってきたのです。その場所がとても嫌で、戻りたくてたまりませんでした」と話す。
肺炎との闘いの後に臨死体験をした女性は「そこは灰色の空間で、たくさんの木材が散らばっていました。私の周りにはたくさんの生物がいて、私を引き裂こうとします。右上に円い光があり、その中心はとても明るくて私を招き入れようとしています。そこで私は突然、そこは生と死の境目だと気づいてぞっとしました」
「私は“そちらには行きたくない。まだやり残していることがあるから”と説明しました”」と自身の経験を語った。
とはいえ、臨死体験は否定的なものばかりではない。
ある男性は発作後に臨死体験をし、平和を感じたという。「痛みはなく、光に向かって浮いている間、終わりなき愛と平和を感じました」
暴漢に襲われて死に瀕しているところを医師に救われた男性は「トンネルの先にとても明るい光が見え、とても暖かく、幸せな気持ちになりました。そうしたら後ろから声が聞こえたのです」と語る。
人は心臓が動かなくなると脳に血液が行き渡らなくなり、人は即座に死ぬ。
しかし、最新の調査は、心と意識は死後も機能し続けると明らかにした。
そうなると、人は自身の死を認識できることになる。
「死者」が自分の死の告知を聞いていることを示す証拠もある。
この研究は、ハリウッドのサスペンス映画「フラットライナーズ」リメイク版を思い出させる。
映画では、医学生たちが人工的に仲間の心臓を止め、順番に臨死体験をする。中には死後の世界らしきものを体験する者もいるが、今回の研究は、より恐ろしい現実を我々に突き付けている。
ニューヨーク市のNYUランゴン医療センターで救命救急・蘇生医療のディレクターを務めるサム・パーニア博士は、死の第一段階にいる人は何らかの意識を持っているようだと述べる。「心臓が止まると血液は脳に回らなくなる。つまり、脳の機能は心臓停止とほぼ同時にストップする。厳密にいえば、そのときが死亡時刻だ」
「すべての脳幹反射がなくなり、咽頭反射も瞳孔反射もなくなり、何もなくなる」
「我々は死の観点から人の心や意識を研究している。死んでからも意識は続いているのか、脳内で何が起こり、意識とどのようにつながっているのかを研究している。そして、手術台の上でいったん心臓が止まり、再び動き始めた人が、自分の周りで何が起きていたかを正確に説明できることはわかっていた。今回の研究はこうした事例の延長だ」
バーニア博士はLive Scienceに「人は今後、知るはずのないことを説明するようになる。医師や看護師が働いている様子や、周りの会話を全て自覚していたことや、見えていたものを説明するようになるだろう」と述べ、死の瞬間については「心臓が止まった時に基づく」と答えた。
出典元：http://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/653232/Is-there-life-after-death-proof-afterlife-human-brain-shocking-study-revealed-science
出典元：http://www.iflscience.com/health-and-medicine/life-after-death/
出典元: http://www.express.co.uk/news/science/868086/LIFE-AFTER-DEATH-What-happens-when-you-die-near-death-experience-NDE
（注）
サム・パーニア博士は英国人で、米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授であり、心肺機能蘇生研究のディレクターでもある。英サウサンプトン大学で人間意識プロジェクトのディレクターも務める。臨死体験や心肺機能蘇生の研究で知られている。
出典元: https://en.wikipedia.org/wiki/Sam_Parnia
