【代替医療大国のイギリスで最古のハーブ協会】

イギリスといえば、「国全体が代替医療に理解を示している」として有名です。

ホメオパシーやハーブなどといった形のあるものから、エネルギーヒーリングという無形のものまで保険が適用していたこともありました。
近年ではEUに参加したことで、そのあたりはずいぶんと見直されてきたようですが、それらの叡智を伝えてきた教育機関は今でも存在しています。

その中のひとつに「英国ハーブ医学協会（National Institute of Medical Herbalist）」があります。
こちらは「1864年」に設立された「医学ハーブ協会（National Association of Medical Herbalists）」を前身としていますので、「150年以上の歴史」を持ち、イギリスでも一番の会員数を誇るハーブ関連の組織となっています。

【国家資格並の難関である英国ハーブ医学協会認定メディカルハーバリスト】

こちらでは、「メディカルハーバリスト」というハーブ医学療法を行う為のプロとなるためのコースを提供しています。ハーブを扱うための資格というのは、様々な団体が発行していますが、英国ハーブ医学協会は、日本で国家資格となっているような医療技術を学ぶのと同じだけの期間をかけて、しっかりと養成することで知られています。

日本では治療行為に従事することができるのは、医師だけであり、ごくわずかな例外として鍼灸師や柔道整復師といった国家資格となっている治療資格が存在しています。医師になるためには長い期間の勉強が必要ですが、鍼灸師などでも、専門の学校や大学で数年間勉強することが必要です。

同じように英国ハーブ医学協会が認定したメディカルハーバリストになるためには、「3年、ないし4年の学習と500時間以上の臨床実習を行う必要」があるのです。この中には、植物学やハーブ医学概論といった基礎はもちろんのこと、解剖学や生理学、栄養学といった人間の身体を学ぶためのものや、診療学、さらにはアロマテラピーや、世界の伝統療法についても学ぶなど非常に多くの科目が用意されているのです。

これだけの時間しっかりと学び、卒業論文を提出し、なおかつ卒業試験に合格してはじめてメディカルハーバリストとして認定され、クライエントを診察、診断しハーブの処方調剤を行えるようになります。普通の大学と同じですから、卒業試験だけでなく、各年度でも、試験や論文提出が定期的に提供されますので、「しっかりとしたコミットがなければメディカルハーバリストになるのは難しい」といえるでしょう。

【時代の変化にも負けずに人々を癒し続けるハーブのプロフェッショナル】

日本ではハーブといえば、ハーブティが一般的ですが、メディカルハーバリストはクライエントの状況によって、「アルコールにハーブ成分を抽出したチンキを」はじめとして、普通の薬のようなカプセル型、さらにはクリームやローションなども状況に合わせて調剤して使用することができます。
こうした形で各種のハーブを提供することで、150年以上にわたって、人々の健康を守ってきたのですが、イギリスのハーブ業界には最近大きな変化がありました。

2011年にEUが新しい法令を発したことによって、今まで使われていた「多くのハーブが使用禁止」となってしまいました。
今までは手軽に買えていたハーブが手に入らなくなってしまったということで、英国ハーブ医学協会を含めて多くのメディカルハーバリストが苦戦を強いられたようですが、そんな苦境にありながらも、古くからの叡智であるハーブを使った療法を現在でもなお伝え続けています。

ハーブ本体の質というの点では、日本にも優秀な生産者はいますが、医療として使うという観点をもち、しっかりとした教育システムを作り上げているという点では、イギリスには遠く及ばないといえるでしょう。
実際に日本人の方でも、英国ハーブ医学協会の認定を受けたメディカルハーバリストとして活躍している人もいますので、ハーブを本格的に学びたいと思っている方は、最高峰ともいえる英国ハーブ医学協会に飛び込んでみるというのはいかがでしょう？

☆彡早期割実施中!【植物療法士　シャルロットムトロ】12月来日決定！
https://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=1792

National Institute of Medical Herbalist which is the highest herb educational institution.
British recommends to learn herbs.

《ベーターくん さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/betar/?c=78809