最近はスピリチュアルの世界でも「ワンネス」という言葉をよく聞きますよね。
一人一人の人間は別の個体のように見えるけれど、本当は1つだよ、神様の視点から見たら、人間一人一人がそれぞれの役割を果たすことで全体がうまく動いているのだよ、一人一人は別々ではないよ、みんな大切な、かけがえのない存在だよ、というメッセージです。
米国先住民は、このワンネスを何百年も前から知っていました。
2)「ワンネス(すべてが一つ)」を悟る
そこに立っていた時、わしは見えるもの以上のものを見た。そして見たもの以上のことを理解した。というのも、わしは聖なる方法でスピリットの中にある物の形、すべての形の形を見ていたからだ。すべての物は1つのように生きなければならないのだ。
~ブラック・エルク(編集部追記:オガララ・ラコタ族の長老)~
世界中の文化が「ワンネス」の感覚について語っています。
この感覚は非常に直感的ですが、訓練をすれば高まります。
ブラック・エルクは、言葉で表現できないものを見たと言っています。
これは禅の世界にも通じるような気がします。
存在の本質についての深い洞察であり、米国先住民の知恵がいかに深淵か物語っています。
私たちは生活の中で非常にかすかであるとはいえ、「ワンネス」の直感に出会うことがあります。
そうした時は、くだらないと無視することなく、もっと深いレベルで私たちは存在の大いなる真実とつながる能力がある、と自覚することが重要です。
私たち人類は大きな生命体のように全員で1つなのです。
内臓、組織、血管、神経などの肉体の構成要素は互いにばらばらのように見えますが、人体全体の視点から見れば常に互いに切っても切れない関係にあります。
それと同様に、私たちは直感ではつながっているのです。
ですから、私たちはもっと相互のつながりを認識しながら生きなくてはいけないし、生活の中でこの真実をもっと積極的に表現する必要があります。
そうしたら、私たちは必ず、より大きな愛、思いやり、優しさ、平和を得られます。