軟水と硬水の内容や用途はどう違う? 意外と知らない水の種類

エネルギーに敏感で繊細な方が海外へ行く前には、その土地のミネラルウォーターを手に入れて飲んでおくと、その「土地のエネルギーにある程度身体を慣らしておく」ことが出来るでしょう。

 

【ミネラルウォーターの「ミネラル」って?】

日本は世界的に見ると「水資源が豊かな国」であり、水道水をそのまま飲んでも健康に害がない珍しい国ともいわれています。そんな日本でも、飲料水として、ボトリングされた天然水、いわゆる「ミネラルウォーター」を購入するという人が増えてきています。

普通に使っている「ミネラルウォーター」という用語ですが、「ミネラル」とはいったいなにかご存じでしょうか? 「五大栄養素のひとつ」なのですが、こちらは単一の元素ではありません。私たち人間の身体は「炭素」「水素」「酸素」「窒素」の4元素が主成分であり、この4元素で「96%」が構成されています。残りの4%が「ミネラル」、日本語でいうと「無機質」となるのです。

 

【身体を構成する重要な元素であるミネラル】

4%というと少なく感じるかもしれませんが、身体を構成する上で必須なだけでなく、体内で構成することができないために、「毎日食事から摂取する必要」があります。このようなミネラルを「必須ミネラル」と呼び、骨や歯をつくる「カルシウム」、赤血球をつくる「鉄」などがお馴染みですが、他にも「ナトリウム」「マグネシウム」「亜鉛」「カリウム」など様々なものがあります。

これらのミネラルは、様々な食品に含まれているわけですが、今回の主題となる「ミネラルウォーター」に含まれているのは、基本的に「カルシウム」と「マグネシウム」となります。そして、このミネラルの量が多いものが「硬水」、少ないものが「軟水」と分類されているのです。

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【硬水と軟水の違い】

同じミネラルウォーターであっても、日本の天然水はほとんどが「軟水」に分類されています。この分類は国によって若干違いはあるのですが、世界的な基準となる「世界保健機関(WHO)」による基準値だと、「硬度が0〜120mgのものを軟水」、「120mg以上のものを硬水」としています。この硬度というのはカルシウム量(mg/l×2.5)+マグネシウム量(mg/l×4)で表されます。

日本に比べるとヨーロッパの天然水はほとんどが「硬水」であり、同じ天然水でも「国によってミネラルの含有量が違う」ことがわかっています。これは、大地を形成する物質が異なっているためです。天然水とは、雨や雪が大地で濾過されたものが湧出しているので、土地から強い影響を受けるわけです。ある意味では、その「大地のエネルギーが詰まっている」といえるかもしれません。

 

【料理文化に影響を与えた水の質】

当然ながら含まれている物質が違うので、同じ天然水でもその性質に違いがあります。軟水はミネラルが少ないために、口当たりが柔らかく飲みやすいだけでなく、素材から栄養や味を引き出すことができるので、日本では「煮込み料理やダシ」が発達しました。

硬水は、ミネラル分が豊富であり、しっかりとした味わいがある反面慣れていないと飲みにくく感じたりもします。また、タンパク質を固めてしまうので、煮込み料理などには適しないのです。そのために、西洋では自ら直接煮込むようなタイプの料理よりも、「スープストックを使った料理」が発達したといわれています。

このように、文化にも大きな影響を与えている水ですが、もちろん、私たちの身体にも大きな影響を与えています。硬水がダイエットに向いているというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

【ダイエットに向いているがデメリットもある硬水】

硬水には「代謝促進や、脂肪吸収の抑制」といった効能があるために、ダイエットには向いているのですが、その反面、日本人にとっては「胃腸に負担がかかる」ために、下痢などを引き起こす可能性があるというデメリットがあります。

 

【デメリットが少なく日本人に適している軟水】

一方、軟水は胃腸に負担がかからずに、「デトックス効果があり、それによって美肌効果も期待できる」とされています。確かにダイエットは魅力的ですが、前述したように、スピリチュアルな観点からすると、お水にはその大地のエネルギーが溶け込んでいるわけですので、自らが生まれ育った国のものを飲むことが、「体調を整える意味でもエネルギーを安定させるためにも最適」といえるかもしれません。

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【土地のエネルギーを取り入れる為にミネラルウォーターを飲む】

その一方で、エネルギーに敏感で繊細な方が海外へ行く前には、その土地のミネラルウォーターを手に入れて飲んでおくと、その「土地のエネルギーにある程度身体を慣らしておく」ことが出来るでしょう。

たかが水といっても、人間にとって必要不可欠な物質ですし、身体を構成するための重要な元素が含まれていますので、自分にぴったりの水を選べるように、最低限の知識を身につけて、自分にあったミネラルウォーターを選べるようになっておくと、色々と便利ですよ。

Learn more about the mineral water.
Hard water and soft water difference.

 

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