真夏の夜空のお祭りとも言えるのが、「ライオンズゲート」と「星下りの会」。
どちらも8月8日、9日あたりに起こる現象です。
「ライオンズゲート」は「獅子の扉」と訳され、太陽がしし座15度の位置にあるこの日に、宇宙と地球をつないでいる扉、「ライオンズゲート」が開かれるのです。
そして「星下りの会」では、西国三十三か所の観音様が、兵庫県宝塚市にある中山寺に一同に来迎されるのです。
したがってこの日に中山寺にお参りすると、たった一日で西国三十三か所を巡ったのと同じことになるのだそうです。
では「ライオンズゲート」と「星下りの会」という、パワフルな宇宙イベントのご利益とはどのようなものでしょうか?
「ライオンズゲート」のパワーとは
「ライオンズゲート」は、普通は固く閉じられている宇宙と地球をつなぐ扉が、地球が銀河系の中心に位置するこの時期に開かれます。
通常「ライオンズゲート」は、7月26日頃からゆっくりと開き始め、8月8日には全開になります。
そして「ライオンズゲート」が開いているのは、8月12日ごろまでの限られた時期のみなのです。
この時期には宇宙からのパワフルなエネルギーが「ライオンズゲート」を通って地球に注がれます。
それが一番パワフルなのが8月8日なのです。
「ライオンズゲート」の扉が開かれているこの時期、地球を取り囲んでいるエネルギーに変化が訪れるため、地球や人間にもいろいろな影響が及ぼされるのです。
「ライオンズゲート」が全開する8月8日には、非常にパワフルなエネルギーが地球に降り注がれるため、人によっては身体にだるさを感じたり、眩暈を感じたり、お腹をくだしたりすることもあります。
しかしこれらの体調の変化は一時的なものです。
「ライオンズゲート」がもたらすものは、体調変化だけではなく、自分の価値観が大きくかわったり、自分の目標が明確になったり、あるいは自分の内なるものの目覚めといったようなことが起こります。
また霊界とも繋がりやすくなるため、「ライオンズゲート」が開いているこの時期に瞑想をすることで、より自分自身を見つめなおし、気づきが起こりやすくもなるのです。
「星下りの会」のご利益とは
もうひとつの宇宙のイベント「星下りの会」は、平安時代から「星祭り」として行われていた行事で、8月9日頃に毎年主に兵庫県宝塚市にある中山寺で開催されています。
この日は西国三十三か所の観音様がすべてこの中山寺に來迎されることから、この「星下りの会」にお参りすれば、一日で46000回(一生分)のお参りをしたのと同じ功徳を得ることができるとされています。
この「星下りの会」の日には、中山寺では本堂において大般若転読会が催されます。
祈祷が終わる頃の星降る夜に、寺院内にある五つの塔頭に納められている梵天(宇宙最高の原理を神格化した仏教を保護する神様)を、各塔頭の講(宗教行事を行う会)に所属する人々が迎えに行きます。
その梵天をおねりの先頭に据えて、参拝者に観音様の功徳が降り注がれるよう、境内を歩きまわるのです。
この「星下りの会」に参加すると、観音様のご利益のみならず、除災招福も星から授かることができるとされているのです。
「ライオンズゲート」や「星下りの会」の日の過ごし方
西洋占星術の考えである「ライオンズゲート」と、仏教の考えである「星下りの会」が同時期に行われるということは、この8月8日頃は間違いなく、宇宙から非常にパワフルなエネルギーが流れてくることを意味しています。
したがって、この時期にはいつもよりは無理せずに、自然体で時間を過ごすようにしてください。
そしていつもよりお水をたくさん飲んで、体内のネガティブなエネルギーを流しだすようにしましょう。
また流れているエネルギーが強いことから、中にはイライラしてしまう人もいるかもしれませんが、極力穏やかな気持ちを保ち、そしてトラブルに巻き込まれないように注意してください。
8月8日の夜には、心を静めて宇宙からのパワフルなエネルギーをリラックスした状態で受け止めながら、瞑想をしてみましょう。
またこの時期は普段よりも宇宙の力を借りられるため、自分の未来について考えなおしてみたり、あきらめていたことに再チャレンジするなどをしてみるとよいでしょう。
普段ならなかなか手がでないような出来事でもこの時期なら、可能にすることができるのです。
「ライオンズゲート」と「星下りの会」の時期に頑張れば、あなたの人生も好転し始めるかもしれませんね。
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