スピリチュアル通訳/翻訳家のススメ〜夏のエネルギーを吸収しよう〜

6月は皐月/5月。この日あたりに摘まれたヨモギや菖蒲等の薬草は、欧米でもそう言われていますが、もっとも薬効があるんだそう。

先日22日は夏至、一年で一番昼が長い日でした。

特に緯度の高いヨーロッパ諸国では冬の季節が長いため、昔からこの昼が一番長い日を待ち焦がれて太陽がずっと大地を照らし花々や樹木、家畜の生育を促してくれる夏を祝う習慣が根付いていたようです。
しかし日本などの温帯と違い更に緯度の高い北極に近い方では、夜中の3~4時間が薄暗くなるだけ。すぐまた日が昇る白夜になります。

以前夏に北欧ツアーにいった時は、脳が初めて観た白夜の風景に興奮したのか全く眠気が来ず、疲れているハズなのにハイテンションで終始ウレシクてたまりませんでした。(その後日本へ帰ってから反動で落ち込み)人間の脳はよほど太陽光に影響されているようです。

元来ヨーロッパではミッドサマーを聖ヨハネの誕生日の24日に祝うところが多かったそうですが、この日に摘んだ四葉のクローバーは特に幸運をもたらすとか、真夜中にリンゴ(愛の果実と言われる)を齧って鏡を覗くと将来の相手が見える等、特に愛情関係のまじないも多いです。

その背景には太陽の力によって私達の願望実現力が強まるのと、夏を迎えて湧き上がる人間の本能的生命力が結びついているのでしょう。
また英国のストーンヘンジでは毎年この日の夜明けに太古にグレートブリテン島で発祥したドルイド教の太陽を称える神聖な儀式が行われ大勢の人がその力を分かち合いに集まります。

皆さんもご自分で何かセレモニーをされましたか? しなかった? 惜しい!
では、こんどは秋分に何か企画してみたらどうでしょう?

昼夜の長さが等しい春秋の区分点も1年の中で願望実現力が抜きんでて高いです。

夏は「水」の季節。薬効の強いお茶で浄化を!

ところで、日本古来の陰暦だと(今年は2月19日が睦月(1月)1日に当たり、)6月は皐月/5月。2日前の6月20日は陰暦の5月5日(季節感だいぶズレますが)。
この日あたりに摘まれたヨモギや菖蒲等の薬草は、欧米でもそう言われていますが、もっとも薬効があるんだそう。
特に今頃は炎暑の前の仲夏と言われ、高温多湿に備える時期だから、昔から『薬狩り』と言う季語があるくらいに、ドクダミ、スギナ、そしてビワの葉(温湿布なども有名)等、今も草むらや少し郊外に行くと生えている薬草の採取に最適とされています。

中でも日本の田畑の畦に生える古来のお役立ち万能薬の1つは、英語圏でも「セルフ・ヒール」の名で良く知られ、漢方では夏枯(かこう)草(そう)(俗称ウツボ草)と呼ばれます。これはお茶にして飲用すれば暑い季節に体に籠った熱を排泄して冷ますとか。

そしてこの季節の花と云えばダントツなアジサイですが、学名のハイドランジアはラテン語の「水の器」という言葉が語源だそう。なるほど小さな花弁から雨滴をしたたらせながら色鮮やかな風情にピッタリでは?

星占術だと今6月22日から1か月は蟹座の時期だから、これもアジサイとは「水」繋がりですね。
夏というと「炎」のイメージですが(蟹座の次の獅子座は太陽が主だからマサニ、マサニ)、この季節はその前のたっぷり水分補給のための小休止でしょうか。

蟹座の主星は月。なので7月2日は蟹座であるだけでなく満月の日だから月の力は2倍以上です。月や水のエレメントが支配する感情や深いところにある意識が理性のガードを越えて表面化しやすいかも。

この日は蟹座にちなんだ真珠やムーンストーンのアクセサリを身に着けるのも良いし、外に出てダイナミックに過ごすよりは家で静かに過ごすか、家族との団欒を楽しむ、または自分の女性性潜在意識や直観とメディテーションの中で対話する等に向いているでしょう。

反対に大きな決断、あるいは感情を交えない第三者的視点で判断をするには満月から何日か経った日にした方がしやすいでしょう。