最強の神の正体とは⁉︎ 〜壁も、溝も、国境も、海も、山も関係なく、つかまえることも、閉じ込めることもできない存在とは⁉︎〜

私たちの意識のほとんどは神意識です。 それは、さまざまな純粋なエネルギーの領域を指しています。

「神意識を体得するには、頑張って探すのではなく思い出すだけでいいのです。」

山や海、川に大地と、
この世界に現れたすべてのものは神の現れと神道の世界で言われるように、
物質や現象として現れたものには必ず、エネルギーとしての見えない部分があります。

ここにいるあなたも、誰もが見ることのできる身体という物質面と、
誰にも見ることのできないあなたの心、感情、考えというエネルギー面があります。
現れたあらゆるものに意識があるのです。

あなたが花を見たり、野山を歩く時、
そこにある安らかな意識に癒されると思います。
自然界のあらゆる現象! 例えば、樹木や植物、鉱物などなど、
それらにも意識があります。
もっと細かく見ると、樹木それぞれの種類と個体の意識、植物それぞれの種類の個体の意識、鉱物それぞれの種類と個体の意識があります。
それらの意識が全部集まって、山という意識となります。

この世界は意識でできています。
さまざまな個の意識の集合体でできています。

ここにいる私にも意識があります。
私の意識には、純粋な部分とそうでない部分があります。
すべてとつながって、あらゆることを知っていて、愛そのものの意識と!
こうしたい! あれが苦手! といったようなエゴの意識もあります。

人間の意識は、
すべてとつながってあらゆることを知っていて愛そのものと言う純粋な部分と、エゴの部分で成り立っています。
すべてとつながって、あらゆることを知っていて、愛そのものの意識というものが神意識と呼ぶものです。
あらゆる人間の多くの部分が、これで構成されています。
だから、神意識を体得するには、頑張って探すのではなく思い出すだけでいいのです。

 

「「私」の中には八百万の神が内在しています。」

私たちの意識のほとんどは神意識です。
それは、さまざまな純粋なエネルギーの領域を指しています。
さまざまな純粋なエネルギーというだけあって、たくさんの種類があります。
八百万の神と呼ぶように、無数にあります。

「私」の中には八百万の神が内在しています。
ではどうやって、その存在に気付き、その存在と共に居られるのか!?
それに自ら気づいていく方法が瞑想です。
エターナルラブメディテーション(旧フルフィルメント瞑想)が可能にします。

 

「この世界の最強のエネルギーとは⁉︎」

さまざまな純粋なエネルギーの中で最強のエネルギーとは何でしょうか?
別の言い方をすると、さまざまな神々の中で最強の神は誰でしょう? となります。

どんな道具を持っても砕くことのできない強固な石でしょうか?
どんな刃物を使っても切ることのできない水でしょうか?
小さな虫のように、目にも止まらない速さで飛び回るものでしょうか?
敵知らずという筋肉がモリモリの強靭な戦士でしょうか?

私たちの中にはさまざまな神々がいます。
私たちはさまざまなエネルギーでできています。
どんなエネルギーをも使うことができるのです。
では、この世界の最強のエネルギーとは⁉︎

 

「最強の神はハヌマーン!」

ハヌマーンは風の神の子です。
インドの古典ラーマーヤナの「ラマとシータの物語」の中で、
さらわれたシータを探すために活躍する神です。
世界のどこに連れ去られたのかわからないシータを探したのは、
もっとも早く動くものでも、
もっとも強い戦士でも、
もっとも賢いものでもありませんでした。

風は、形を持ちません。
見ることも捕まえることもできません。
風は、簡単に国境を越えて、パスポートもいりません。
誰にも気づかれることなく、あらゆる場所に行くことができます。

手がある人間は、
目の前に樹木があれば、その数枚の葉にしか触れることはできないけれど、
風はいっぺんに、数十万枚の樹木の葉すべてに触れて、そこにあるものを読み取ることができます。

手がある人間が数枚の葉に触れている間に、風は樹木のすべての葉や幹に触れ、あっという間に隣やその隣の樹木にもすべて触れて、
谷を下りながら、大地や植物、鉱物、そこに住む生き物すべてに触れて、
もう遠くの山まで行ってしまいます。

どんなものも風を逃れることはできません。
誰にも気づかれることなく、あなたに触れて
あなたのすべてを感じて読み取っていくのです。
風に気づいた時は、もう通り抜けた後です。
忍び寄ってきても見つけることはできません。

風は地球の隅々をなで回しながら、いとも簡単にシータを探し出しました。
風は最強の神です。

私も風になりたい、
風になって大地を感じたい、
海の波間をなで回し、
地球をぐるりと愛でて、
今この瞬間、地球が経験しているすべてを知りたいと思う。

最強の神は風。壁も、溝も、国境も、海も、山も関係なく、つかまえることも、閉じ込めることもできない存在です。

 

 

《高見澤 幸子さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/takamizawa-sachiko/?c=96423