初めてこの感覚に気付いたのは１０年ほど前のことです。
タイで瞑想のトレーニングに入っていた時のこと、
目をつぶっているのに、部屋の中の詳細が見えたことがあります。
目は閉じているのだから、今どうやってこれを見ているのだろう？ と不思議に感じました。
目を開いても、閉じても見えているのもは同じでした。
意識が見ているのです。
それは、私たちが寝ている時に見る夢に似ています。
目はつぶっているのに、夢の中では見て、聞いて、触れて、味わって、嗅いでもいます。
これも意識の体験です。
また、タイでのトレーニング中のこと、
今、日本はどんな気温だろう？ どんなことが起きているのだろう？ と、
ひと月あまり離れている日本を思った時、
ラジオの音が聞こえてきたのです。
それはニュースで、明日の天気や、今日の出来事を伝えているものでした。
他のチャンネルにもできるかしら？ と思った瞬間、
チューナーを動かしてチャンネルを変えることもできたのです。
テレビにアクセスしたこともあります。
意識は、タイから日本に意識を伸ばして、ラジオやテレビを聞くことができたのです。
こうした経験はいつもあるわけではありませんが、
時折、とても意識が広がる経験をした時に起きます。
意識には目があり、鼻があり、耳があり、口があり、触覚もあります。
「自分の内側に感じる感覚を信じてください。感覚に従った時、スムーズな流れを経験します。内なる感覚である意識は、いつも私たちを導いています。」
日中は仕事場で瞑想の教室をしていますが、
瞑想中に宅急便や営業の方がこられるのは、中断ができないので困ります。
ところが、中断されたことがないのです。
瞑想会などでは１日に幾度も瞑想をしますが、ちょうど瞑想を終えたタイミングで宅急便などがやってきます。
あまりのタイミングに、一緒にいた方は驚きます。
または、遅れてきている方を待っている時、
あと４分待って始めますなどと話していると、本当に４分後に遅れていた方が到着したりということもあります。
意識が周辺を見ているので、ただ感覚に従うだけなのですが、
いろいろなことのタイミングが合ってくるのです。
私は神社が大好きで、あちこちの神社を訪ねますが、
向かう中では雨が降っていても、到着して鳥居をくぐるとピタリと雨が止んで、
お社の前に立つと、太鼓が鳴ることがよくあります。
祭事をする時間を知っていたわけではないのですが、
なぜかタイミングがあうのです。
誰かのことを、ふと思い出した時、
その人からメールが届くことも頻繁にあります。
意識は、見て、聞いて、嗅いで、味わって、触れています。
自分の内側に感じる感覚を信じてください。
感覚に従った時、スムーズな流れを経験します。
内なる感覚である意識は、いつも私たちを導いています。
「ハートはすべてを知っています」
感覚に従うということは、ハートに従うことと同じものです。
ハートはすべてを知っています。
ハートは生きとし生けるものすべてにつながっています。
ハートは今この瞬間につながるものです。
ハートとともにいる時、宇宙全てとともにあります。
ハートに従うことをしていくと、もっと自分を信頼できるようになります。
あなたのハートは、あなたが想像する以上の存在です。
誰もがこのハートを内側に抱えています。
ハートに従い、ハートとともに進もう。
ハートはすべてを知っています。
《高見澤 幸子さんの記事一覧はコチラ》
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