戊戌の2018年にお参りすべき「土」の神社〜戊戌の年のテーマは、自分の宝物を植えて育てる土地を開墾すること。

霊場として有名な山形県出羽三山の一つである湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)は、ご神体のお山に登る時ハダシになってから登拝します。

戊戌の2018年にお参りすべき神社をご紹介します。

戊戌の年のテーマは、自分の宝物を植えて育てる土地を開墾すること。

今年は「土」に関する神様がよい働きをもたらしてくれます。
今年の場合、土は土でも硬く大きな土です。それは「山」ですね。
日本のような気候では、ごつごつした岩にも木が根っこを張ります。
ということで、まずはお山に関係する神様を祀る神社をご紹介します。

 

お山の神様オオヤマツミを祀る神社

「山神社」とか「山の神」として神社の境内社としてもよく祀られる神様です。
日本中にお山がありますからね。

霊場として有名な山形県出羽三山の一つである湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)は、ご神体のお山に登る時ハダシになってから登拝します。
夏のお天気の良い日の参拝がよさそうです。

神奈川県には大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)があります。

(画像提供ウィキペディア)

大山には常に霧がかかり、水気がおおく古代から雨乞いの霊山としての霊験を現わしました。
ご祭神はオオヤマツミの他、オオイカヅチ(雷)、タカオカミノカミ(龍神)が鎮座し、「緑の星、地球」そのままを創造する神々がいらっしゃることがわかります。
大山のパワーを集める下社にお参りし、水気が満たされた雄大な大地のエネルギーチャージができます。

伊豆國一之宮 三嶋大社

(出典元:https://www.photo-ac.com/

ご祭神は、古来より大切にされてきた日本の象徴である富士山麓をお守りする神です。
山森農産の守護神として愛されています。

京都の梅宮大社のご祭神は酒解神(オオヤマツミの別名)とされ、酒造りの神ともされます。
「境」をしる神であることその名に仕込まれています。

愛媛県の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)は伊予國一之宮です。
全国にある400社ほどの三嶋神社の総社と言われています。

 

イワナガヒメを祀る神社

イワナガヒメはオオヤマツミの娘で、コノハナサクヤヒメのお姉さんです。
妹は夫に愛され、イワナガヒメはその醜さのために夫に拒否され家に帰されました。
それで、岩のような永遠の命を捨て、桜の花のように短い寿命が人に与えられた、と『古事記』に伝わります。
残念に思った後の日本人は「君が代は千代に八千代に」続きますようにとイワナガヒメを丁重に祀りました。

宮崎県の穂北神社(ほきたじんじゃ)には、イワナガヒメの山陵があると伝わっています。
近くの銀鏡神社(しろみじんじゃ)にもイワナガヒメが、親のオオヤマツミと共に鎮座します。

京都には、福知山市皇大神社(こうたいじんじゃ)の境内に岩長姫命社が、貴船神社中社として結社(ゆいのやしろ)、西賀茂大将軍神社などに鎮座されます。

 

アラハバキを祀る神社

アラハバキとは日本東部の民・蝦夷(えみし、えびす、えぞ)が祀った地主神です。
大地のヌシです。

三河一宮 砥鹿神社にもアラハバキ社がありますが、そのご祭神はオオナムチノミコトの荒魂としています。
足もとを守る神として祀られる神社にわらじが奉納されたりします。

武蔵一之宮氷川三社のうちの中社、中山神社の境内にも荒脛神社が鎮座します。

全国に多くのアラハバキ社が祀られていたようですが、そのほとんどは別の社名、別のご祭神に変わっています。

 

さいごに

戊戌(つちのえいぬ)の年にお参りすべき「土」の神様のいる神社をご紹介しました。
もう一つ押さえるべきは「自分の“実質”の邪魔をする枝葉末節を伐り祓う」剣の神様のいらっしゃる神社です。

 

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