2017年の冬至は、太陽と土星がほぼ重なっています。
土星がどんな働き方をするのかを実体験で言えば、土星が入る宮での成果物を常に現わしていました。
例えば、いて座に土星がある時は理想的なライフスタイルと未来ビジョンが具体的になって現れました。さそり座では自分自身の「永遠の生命」とのコンタクトがあり、てんびん座では「生涯の伴侶」が形として現れました。
では今土星がいるやぎ座ではどんなことがあるかというと資格を取ったり、仕事が公に認められるなど社会的認知度が高まるのです。
土星はコツコツ積み上げる徳ともいえるので、毎日続けて得られる形です。毎日続けてきたことや続けられることに注目し成果物をゲットしたいです。
今回の冬至のもう一つの特徴は「心機一転」
天王星が土星をサポートしているのです。世界に洪水を起こして新たに文明を始めるというようなイメージと言えるでしょうか。ヤマタノオロチもその表れと言えるかもしれません。
何かを刷新してしまいたい天王星の働きを自分自身の経験の中で検証してみると、「事故に遭う」「資格を取得する」「大きな夢が降り注ぐ」「一冊の本に出合う」というような、インスピレーションに似た説明のできない転機や抗えない何かを、具体的事象に盛り込んでもたらしてくれました。
この冬至には人生史上最大の転機が現実となって現れるタイミングだと思っています。
人がこの世から去る時に自分のことを言い表すのにぴったりな言葉がこの時期に現れるのではないでしょうか。
日本の神の名には神様の美質があらわれている
日本の神様は、その名が神様の最も特徴的な特技や事績を現わす称(たた)え名になっています。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、天をあまねく照らす太陽の徳を象徴する神の称え名です。
大国主命(おおくにぬしのみこと)は、偉大な国づくりの神の称え名です。
ヤマタノオロチとなったハヤサスラヒメは世の中の罪穢れをさすらい失わせる祓いの神の称え名です。
自分なら、どんな称え名が付きましょうか。
それはこの冬至の過ごし方が決めると言ってもいいほどだと思っています。
自分の名前にすでに宿る言霊(げんれい)とは
称え名は、仏教的に言えば戒名と言えるのかもしれません。※今の戒名はお金で買うもののようですが。
神道で言えば、諡(おくりな)です。人に贈られる名前です。
「自分がなにをする人」なのかは名前に隠れていることも多いです。
「みちこさん」にはみちこさんの、「たえこさん」にはたえこさんの名前の中に自分がするべきことが表現されていることがとても多いのに驚きます。
みちこ……「み」は実であり身です。「ち」は血液であり霊(ひ)です。「こ」は固まり形になることです。「みち」とは霊が身に宿ることで、日本には道を現わした業がたくさんあります。神道、茶道、華道、書道、剣道、柔道などなど。言霊的に読み取れば、みちこさんはその道を始める人です。
たえこ……「た」は治す(たす)という意味があります。この世の法則をよく知る人です。「え」は絵であり色即是空(しきそくぜくう)の”色”のこと。「妙(たえ)なる」と言いますが、あの世にあるものをこの世で表現しきった時、人は妙なる光景を目の当たりにして感動するのですね。
「名は体(たい)を表す」
名まえに恥じない自分でありたいし、さらに深化させたいですね。この冬至にそのように強く思います。自分に贈る名前を考えてみることをぜひこの冬至にやってみてください。
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