色を着る、それは服を越えてあなた自身を纏う

服を着る……、あなたにとってそれはどのくらいの熱量を込めるものですか? とりあえず着ていればいい? 個性を表現するもの? 社会に対して信頼性を保つもの 色々な考え方がありますね。

私はカラーコーディネーターとして、またファッションコーディネーターとしてもうちょっというならアイデンティティプロデューサーという視点であなたの色と心を服で表に現わすプロとしてあなたの個性(本質)を見つけることに集中しています。

 

色は目に見える電磁波で似合う色は似合う電磁波ということになる

色を使って真実の自分を服で現わす……ってどんな感じだろうと思われると思います。

これを説明するには色が何かということを知っておく必要があります。
色は目で見える電磁波です。

単位はナノメーターという単位で10億分の1メートルが1ナノメートルです。
そう、あの「ナノイー」などと使われているナノです。
色は380nm~780nmという範囲の電磁波で、人間の目で見えるのがこの範囲です。
380nmは紫、780nmは赤で、この中にいわゆる虹の7色が展開されているわけです。
この電磁波の中にあなたの肌色に相応しい色が存在し、その電磁波であなたを包むことが似合う色を着る意味とも言えるわけです。

 

本当のあなたらしさに気づくには?

本当の自分らしさを見つけるといわれてもピンとこないかもしれませんが、似合う色を調べ、着ていく過程で自分らしさというものを色が教えてくれます。
なぜなら、色には心がくっついているからです。
あなたがどんなに逆らっても、あなたが生まれ持ってきた「心の質」があり、それを色が教えてくれるのです。

だから、似合う色を着ることで自分の生まれ持った心に沿うことが出来て、不思議なことに心が元気になってきます。
私は見栄えを良くするために似合う色を着ようと提案しているわけではなく、自分さえも気がつかない心の問題を切り開く力が湧いてくるツールとして活用してもらいたいのです。
世の中は似合っていない服と色を着ている人で溢れており、実にもったいない話です。

 

色は心とあなたらしさの代弁者

似合う色を調べるときに、その心の意味も一緒にお伝えして、あなたがその心の本質に沿った生き方をしているか、それとも自分と上手くつきあえていないかをお話しています。
色が教えてくれる自分の元々の心理が存在していることも知らないのが普通です。

似合う色はあなたの好きな色ではないことも多いですが、その色を身につけることで他者からの賞賛を浴びるので、その色を結果的に好きになっていきます。
私もそうでした。
似合う色を着ていく中で、いかに自分が自分を認めていなかったかを知るに至りました。

似合う色で自分の本質を知り、他者に認められ、自分を受け入れ直すという過程を経験します。
あなたは色に助けられて、ありのままの自分の美しさを表現できる楽しみを知ることができるのです。

 

服を着ることは、色にあなたを語らせること

服はもちろん色だけではなく、デザインも素材の妙も影響します。
が、一番はじめに目に飛び込んでくるのはなのです。
遠くからでもあなたの肌と調和しているかどうかは解ります。
遮ることの出来ない色の情報をまず活用し、あなたの身体に無理のない電磁波を纏うことで、あなたのオーラも強化されます。

あなたが喋らなくても、似合う色はあなたを輝かせ、個性を表現し、あなたの物語を無言に語るのです。
その説得力を使わずして服を着るのは、ただ生きるために食品を胃袋に流し込んでいるのと同じくらいもったいないことです。

 

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