Quality of Life:がんばりすぎないシンプルライフ~サンスマートになろう ! From Australia

オーストラリアは皮膚がん率世界1位!

こんにちは、オーストラリアからビューティセラピストMegumiです。

南半球のここオーストラリアは、夏真っ盛りです。私は現在、海岸線が長く広がる有名な都市、ゴールドコーストに住んでいますが、よく「 そっちの夏はカラッとしてて暑くないんじゃないの? 」と言われたりするのですが、そんなことはないです。ゴールドコーストがある クイーンズランド州 は、熱帯気候といった感じで湿度もそれなりにあり、さらに灼熱のオーブンの中にいるように、じらじらと焼かれるように熱いです。太陽が燦燦と降り注ぐ下にいると、熱いを通り越して痛いです。お肌がまさに焼かれている感じがします。

オーストラリアは皮膚がん率世界1位!

それでも、オーストラリア人はとってもアウトドアが大好きです。週末に海に行く、釣りに行く、カヌーやカヤックを楽しむ、キャンプに行くなど、家族や友人などとアウトドアスポーツや行楽をいつも楽しんでいます。ショッピングセンターなどではサマードレス、水着などは 1年中 販売されています。

そしてオーストラリアは皮膚がん率世界1位の国です。その中でもこのクイーンズランド州がオーストラリアの中でも1位です。つまりクイーンズランド州は 皮膚がん率世界で 1位 ということですね。私の周りでも皮膚がんもしくは、癌化する前の細胞を摘出した人は本当に多いです。もちろん顔に発症することもあります。さらに一箇所にできるわけではなく、体中のあちこちにできるもので、例え一箇所を切除しても、時間が経てば他にも発症する可能性は高いです。それほどまでに 皮膚がん は身近であるにも関わらず、美容学校時代、サロンでのお客様とのカウンセリングでも、必ず「日焼け止めは塗っていますか?」と聞くのですが、驚くべきことにほとんどの方が塗っていないと言うのです。まさに仰天なのですが……。美白大国日本では考えられないことですね。

そこで、とても大切なことは、皮膚がん検査です。ほとんどのオーストラリア人が 1年に1回皮膚がんの検査に行きます。この皮膚がん検査ですが、それほどまでに皮膚がんの発症率が高い国なのだから、まさに C Tスキャンばり の、ものすごいハイテク検査なのかと思っていたのですが、実は全然違いました……

実際の皮膚科医による皮膚がん検査に立ち合う機会があったのですが。
はっきり言って目視です。皮膚科医による目視なのです。まず、患者側は、下着姿でベッドに横になります。ドクターが小さなレンズを使って全身をくまなくチェックしていきます。

ピクチャ 5
女性の場合は、最近はTバックなどで日焼けしている人が多くなってきたので、おしりの部分も要チェックです。もちろん、女性のドクターもいますので、ほとんどの女性患者は女性のドクターを予約するようです。

ピクチャ 6
日本ではどちらかと言えばそれほど身近でない病気ですが私の周りでは、皮膚がん検査後「 検査に言って、あちこち焼かれた~ 」と言うオーストラリア人が多いのですが、これは、液体窒素を利用してがん細胞を急激に冷やして、壊死させる凍結治療法のことを言っているのだと思われます。皮膚がんは場所を選びませんので、耳や顔、肩、体中の(内外)あちこちにできますし、一箇所とは限りません。

こんな風に書いていくと、とても怖くなっていくのですが、色々な要因がある皮膚がんではありますが、一番有効なのは、やはり日焼けをしないこと。これが多くの皮膚がんを防ぐ有効な方法です。オーストラリアの気象庁も UV Alert をネット上で掲載しています。

ピクチャ 7
サングラスをかけましょう。帽子をかぶりましょう。SPF30+の日焼け止めを2時間おきに塗りましょう。など当たり前のことではありますが、書いてあります。 オーストラリアに限らず、太陽が 燦燦と輝く国に旅行される方は、日本以上に日差しが強いですので、しっかり紫外線を防御しつつ、楽しい時間が過ごせるようにちょっと 高めのSPF の日焼け止めや紫外線カットがついているサングラス、帽子など準備をされることをお勧めします。

サンスマートになって、春〜夏を楽しんでください!