マンデラ・エフェクトは、遠いパラレルワールドに移動した証拠?

私たちは無数のパラレルワールドを渡り歩きながら生きています。この際、ある程度遠いパラレルワールドにジャンプすると、過去もそれなりに変わります。そして、自分の持っている記憶と合わなくなってくるのです。

ところが、予言者などの干渉があると、この飛行機に乗らないパラレルワールドに移ることができます。
こうした、比較的遠いパラレルワールドへのジャンプは、生死に関わる出来事があったときにも起きると言われています。

この、一瞬一瞬のパラレルワールドから次のパラレルワールドへの移行が、どうも最近おかしくなっているようです。
アセンションの影響なのか、かなりの人が集団で、比較的遠いパラレルワールドに移っているのではないかと思われる現象が、最近話題になってきています。

 

マンデラ・エフェクト

私たちはパラレルワールド間を移る際、今まで過ごしてきたパラレルワールドで体験した事柄の記憶を持ちながら移動します。
それぞれのパラレルワールドは、全く同じ過去とつながっているわけではないので、移動によって過去も微妙に変わり、記憶との食い違いが出てきます。
それでも、通常この違いは非常に微細なものなので、記憶違いの一言で済んでしまいます。

ところが、単なる記憶違いでは済まない食い違いが、近年いろいろと発見されてきています。
一番有名なのはネルソン・マンデラに関する記憶違いの事件です。

ネルソン・マンデラは、人種差別の激しかった南アフリカ共和国で政府と戦い、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受けました。
その後、27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放され、1994年晴れて大統領に就任したのですが、フィオナ・ブルーム氏は彼に関して違う記憶を持っていました。

ブルーム氏はマンデラが80年代に獄中で亡くなった記憶を持っていました。
彼は葬式のニュース、南アフリカ全体が嘆き悲しんでいたこと、各地で暴動が起きたこと、未亡人がとても心に残るスピーチをしたことなどを鮮明に覚えていたため、ある日マンデラが生きているというのを聞いて、ビックリしました。
とは言うものの、記憶違いだということもあり得るので、彼はこのことをあまり人に語らずに過ごしていました。

しかし、北アメリカで定期的に開かれる、マルチジャンルのコンベンション「ドラゴン・コン」に参加したとき、そこで出会った人が「ネルソン・マンデラが獄中で亡くなったことを覚えている人はたくさんいる」と言ったのです。
それから彼は、こうした記憶違いの事例を調べ始めました。
そして2010年にブログに書き、同じ記憶を持った人たちが他にも若干いるのを発見しました。

この、マンデラに関して同じ記憶を持つ人たちが思ったよりもずっと多いと判明したのは、2013年にマンデラが亡くなったときです。
メディアでネルソン・マンデラが亡くなったと聞いた人たちが、彼は昔獄中で亡くなったはずだと、各局に電話をし始めたのです。
そしてブルーム氏のブログ記事のコメント数もうなぎのぼりになり、彼はこの現象をマンデラ・エフェクトと名付けました。

他にもマンデラ・エフェクトの例はいくつかあるので、よかったらネットで検索してみてください。
他の信頼できる事例としては、例えば「コロンバイン高校銃乱射事件」が起きたのは1996年か1999年かというのがあります。

私はこの現象が、アセンションの関係で、多くの人たちが通常以上の、比較的大きなパラレルワールド間移動をしている証拠ではないかと思っていました。
しかし今は、タイムトラベラーの影響で、このような現象が起きているのではないかとも思っています。

次回は、たくさんいる自称未来人の中でも、かなり確信を持って実際に未来から来たと思えるジョン・タイターの話と、彼の語っている「世界線」について書いてみます。

 

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