マンデラ・エフェクトは、遠いパラレルワールドに移動した証拠?

私たちは無数のパラレルワールドを渡り歩きながら生きています。この際、ある程度遠いパラレルワールドにジャンプすると、過去もそれなりに変わります。そして、自分の持っている記憶と合わなくなってくるのです。

前回、パラレルワールドをプールの中に浮かぶたくさんのあぶくに見立てて、簡単な図を紹介しましたが、もっと正確に言うと、これらのあぶくは無数の一瞬を収めたパラレルワールドです。

私たちはこの世で、図中で右から左へと動いていく緑の枠から基本的に逃れられません。
そのため、次に控えた無数の「一瞬」のどれかを、常に選んで生きています。

 

生まれる前の決め事

私たちは生まれる際、両親を自分で選ぶと言われています。
しかし、両親が決まってもたくさんの可能性があります。
なぜならその両親は無数のパラレルワールドの中で生きているからです。

ある世界ではとても裕福、ある世界では貧乏かもしれません。
両親の職業も無数に存在するでしょう。
私たちはそんな、両親たちが生きている無数のパラレルワールドから、ひとつの「今」を選びます。
そして、過去から未来へ、その「今」を通る線を引き、今回はこのような人生でこういった学びを得よう、と決心して地上に来るわけです。

ただし、いざ生まれると、そんな風に決定した自分は潜在意識の中に沈んでいき、表面の自分は「何でこんな人生を生きなければならないのか!」と憤るかもしれません。

 

自由意志で未来を変更

生まれる前に人生の設計図を書いてきたとは言え、未来に進む際、次はどのパラレルワールドに行くか、という選択肢が常にあります。
残念ながら一気に遠いパラレルワールドには行けませんが、それでも小さな進路変更を繰り返していくと、それなりに異なった未来が待っています。

これが今までの地球の世界です。
とは言え、これまでにも大きな進路変更をした人たちはいました。
一番よくあるのは、未来を視える人または存在が、助言してくれたり、夢などで知らせてくれたりした場合です。

ある人がこのまま行くと飛行機事故で亡くなるとします。
この人は通常の状態でも、飛行機に乗るまでにたくさんのパラレルワールドを行き来しています。
一旦忘れ物をして家に戻るパラレルワールド、余裕で空港に間に合うパラレルワールド、朝ごはんを食べる時間のないパラレルワールド、などなど。
しかし、どの世界を選んでも、乗った飛行機は墜落するのです。