ベジタリアンは健康に良さそうな気がします。
しかし実際にはときどき、完全菜食で体調を崩してしまう人達がいます。
これはなぜなのでしょう。
動物を殺さないベジタリアン
ベジタリアンになる理由で一番主流なのは、動物を殺したくないので肉食をしないというものかもしれません。
私は過去に2年間ベジタリアンをしていたことがありますが、この理由でベジタリアンをやるというのには反対でした。
なぜなら植物だって生きているし、それに植物を育てる上でかなりの虫を殺すのが普通ですから、生命を奪わないという観点からベジタリアンをやるのはおかしいと思っていたのです。
ベジタリアンにも程度、というか種類があって、毛皮も認めない人から、毛皮は大丈夫、動物性の出汁も大丈夫という、動物を殺すことを認めるベジタリアンもいます。
こうした人達がベジタリアンをやっている理由は、肉食よりも菜食の方が健康にいいだろうというものです。
完全菜食は健康にいいのでしょうか?
健康のために肉食を減らして野菜をたくさん摂ろうというのは分かります。
しかし、野菜だけの偏食は実際、身体に良いのでしょうか?
両親がベジタリアンで、生まれてから一度も肉を食べたことはない人に数人会いましたが、特に健康の問題は言っていませんでした。
またベジタリアンになってから非常に体の調子が良くなったという人もいます。
一方で、完全菜食は身体に悪いことを訴える人達もいます。
一昨年、女優の中谷美紀さんが、『ザ!世界仰天ニュース』に出た際、インド旅行をきっかけに6年間肉を食べず、その生活中に深刻な体調不良に陥ったことを明かして話題になりました。
米国のジョーダン・ヤンガーさんの件も少し前に話題になりました。
彼女は、学生時代にライフスタイルを完全菜食に改めブログを始めました。
きっかけは、原因がわからない不調を胃に感じたからで、食生活を変えた当初はとても健康的になり、その生活を綴ったブログは多くのフォロワーを集めていました。
ところがその後、体力が落ち、常に疲労感に苛まれるようになり、月経は6カ月間まったく来なくなりました。
最終的に少量のサーモンを食べる食生活に変えて1週間も経たないうちに、月経が再び始まり、その後卵、肉を食べるようになって健康を回復したのです。
彼女はその経験を「Breaking Vegan」という本に書き表しています。
他にもいろいろと野菜だけの食事の問題点を言っている人たちがいますが、その一方では、完全菜食で何年も普通に、健康に暮らしている人たちがたくさんいます。
いったい何がどうなっているのでしょう?
実はベジタリアンになるための大きな理由が、もう一つあります。
私が過去にベジタリアンで過ごした理由はそれですが、ベジタリアンになって健康になったり、逆に健康を害したりする原因も、この理由が関係しているのではと思っています。
さて、その3番目の理由とは何なのでしょう?
波動と呼ばれる何か
すべての生物、物体には、一般に「波動」と呼ばれている要素があります。
これが実際に何かの波なのかどうかは分かりませんが、他に適当な言葉もないので、ここでも波動と呼ぶことにします。
霊能力者や研究者たちは、波動が高いほど霊的レベルが高いと言います。
そして植物の方が動物よりも、一般的に波動が高いと言います。
実際には同じ動植物の中でもどのように育ってどのように死んだか、またその後に誰がどのように加工したかで波動はどんどん変わってくるのですが、植物の波動が動物よりも低くなるようなことはそうそうないようです。
この、通常の肉食よりも比較的高い波動を身体に取り入れるというのは、ベジタリアンをやる立派な理由になります。
この波動を本能的に認識してベジタリアンをやっている人と、そんなのは存在しないと思いながらやっている人とでは、同じ植物を食べても反応が違うはずです。
食材として良い波動の植物を選んでいるか、そうした波動を自分に取り入れられるか、ベジタリアンをやることにストレスを感じていないか、という要素が絡んだ結果、完全菜食で健康を害する人もいるのではないでしょうか。
私は、「少しでも良い波動のものだけを体に取り入れてみよう」「そうしたらもっと良い曲が書けるかも」という考えで、2年ほど完全菜食の生活を続けました。
そして、日本人の書いたクラシックギター曲に対して、每年一人に与えられる賞をもらったのです!
余談ですが、この受賞を聞いた友人が、ある日お祝いに食事をおごると言うので、私は着いて行きました。
こちらはおごられる身なので、お店は友人任せです。
そして友人が選んだのは、なんと、焼肉屋でした(-.-;)
そこで無下に断るのも何だし、当初の目的だった良い曲も書けたし、私はありがたく肉をいただき、その時点からまた普通の食生活に戻ったのでした……。
みなさんも一度はベジタリアンをやってみてはいかがでしょう?
ただし、実行する際には波動の良い食事に切り替えるのだという意識を忘れずに!
《冨山詩曜 さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/semana/?c=126073