出雲大社だけでは片参り!?比翼の御神氣をもたらす神☆事代主神

人もまた誰しも片翼であり、対となる片翼を探して人生を旅してます。対の翼は魂の伴侶。結ばれる事で片翼では届かなかった高みへと、ぐんぐん飛び上がる事ができるのです。

毎日暑い日が続いていますね。
こういう日は海水浴へと行きたい! そんな思いもあり、美保関にある美保神社へと参拝をしてきました。
鳥居前のお土産物屋さんからは焼イカの良い香りが漂い、誘惑に負けそうになりますが我慢して参拝です。

……ええ、もちろん帰りには誘惑に負けて焼イカをいただきましたけどね。
きっと釣りが好きだったといわれる事代主神も神代で食べていらっしゃったかも!?

美保神社拝殿正面

 

出雲大社だけでは片参り

美保神社に祀られているのは事代主神三穂津姫命
事代主神は大国主大神の御子神で、国譲りの時に大神から重大な決断を委ねられた神という事もあり、昔から「出雲大社だけでは片参り」と言われ、美保神社へも参拝する事で御利益が増すといわれております。

とはいうものの、出雲大社からは結構な距離もあり、そして交通の便も悪い。参拝される時には事前にしっかりとバスの時刻表などを調べられた方が良いと思います。

美保神社幣殿

幣殿は船が入るほど広く、柱にある御幣は毎月色が変わります。
ここの巫女舞と神職の方のお声はさすが漁師町といった感じの迫力のあるものです。参拝時に巫女舞が奉納されていると、ついつい見入ってしまいます。

 

美保神社境内

 

比翼の御神氣を感じられる場所

その力強さを表すかのようなお社は大社造りの二殿の間を装束の間で繋ぎ、美保造比翼大社造と呼ばれています。

比翼造の比翼とは、「比翼の鳥」の略で、雄と雌がそれぞれ目と翼を一つずつ持ち、常に一体と成って飛ぶ想像上の生き物なのです。

美保神社本殿1

写真向かって左側の左殿(大御前)には三穂津姫が、右側の右殿(二御前)には事代主神が祀られています。
この本殿向正面真ん中に立つと、左殿は温かな春の陽光の様な御神氣を、右殿は清く澄んだ日本海の冷たい海流の様な御神氣を感じます。まるで暖流と寒流がぶつかり合う潮目のような場所は、とても豊かな御神氣を感じられるのです。

 

そして、その豊かな御神氣は互いに融合し、龍の様に天へと昇っていく……。

 

感じられる左右の御神氣も比翼の様です。

人もまた誰しも片翼であり、対となる片翼を探して人生を旅してます。対の翼は魂の伴侶。結ばれる事で片翼では届かなかった高みへと、ぐんぐん飛び上がる事ができるのです。

出雲大社で願ったご縁結びをさらに強く後押しして戴く為にも、美保神社への参拝は欠かせないでしょう。

美保神社本殿2

こちらが事代主神を祀る右殿です。
左殿より男前な感じがしませんか?

 

事代主神イラスト

イメージするならこんなイケメン!
…あくまで私の妄想です。本気にしてはいけません(笑)
けど、こちらは神職の方々もイケメンが多いので、私の友人などは美保神社を「イケメン神社」と呼んででますけどね(笑)

さて、比翼の御神氣と書きながら、事代主神の事しか語れませんでしたので、次回は三穂津姫命や、美保関の地名の由来にもなったと謂われる三穂須須美命について語ろうと思います。

では美保神社編、次回に続きます。

 

◆急きょ、9月4日~7日まで上京する事となりました。セッションなどを開催します。
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