春になり、新しい組織や学校、グループに参加する機会も多くあると思います。そうすると、大抵こう思いますよね。
「早く友達つくらなきゃ!」「早くどっかのグループに入らなきゃ!」
でも、全然焦ることはありません。友達なんて少しいれば十分ですし、人付き合いが増えればその分煩わしさも増えます。それに、グループに入っても、誰かとずっと一緒にいても、外からの刺激だけでは、根本的な孤独の解消にはならないのです。
それなのになぜ「誰かと一緒にいなきゃ!」と思ってしまうのでしょう?
それはあなたが「友達いない人は可哀想な人」「一人で行動する人は淋しそう」「みんなから一目置かれるには、人の輪の中心にいなければ」という価値観を持っているからです。
わたしたちは一人一人違った価値観を持っていて、そのレンズを通してでしか世の中を解釈できません。ですので「いつも誰かと一緒にいなければいけない」というレンズをつけたまま誰かとつるんでいても、その下にある「孤独」という感情は解消できないのです。
ですので、まずは自分がどんな価値観を通して世の中を解釈しているか考えてみましょう。
ここで「グループに入りたくないときは入らない」「表面だけ話を合わせるくらいなら一人でいた方が建設的」「一人でいるからこそ充実した時間を持てる」といった新しい価値観を、自分になじませる必要があります。
そして、孤独に強くなるには誰かとつるむのではなく、一人の時間を多く持つことが大切です。逆説的に聞こえるかもしれませんが、孤独の痛みを軽減するには、「ひとりに慣れること」がとても効果的です。
これは「参照点」とも呼ばれます。
例えば、わたしは孤独に強い人間です。
なぜかと言うと「そもそも年老いた両親の一人っ子として育った」「今は家族が娘しかいない」という状態が「スタンダード」だからです。大家族で育った人が、いきなり私みたいな生活をしろと言われたら発狂しちゃうかもしれないですけれど、わたしにはこれがフツーの状態です。だから私の生活は「何て孤独な環境で子育てしているの? かわいそうに」「頼れる人がいないなんて、さぞ大変でしょうに」という風に見えるようなのですが、当の本人は案外平気なのです。
むしろ、この状態がスタンダードであるからこそ、大切な人達とのちょっとしたイベントなどがものすごく充実したものに思えます。いつも頼れる人達に囲まれて、常に誰かが側にいる人達が見落としそうな幸せさせも、上手に見つけられるようになるのです。
孤独の解決策を「外へ外へ」求め「誰かとつながること」で癒そうとしても根本は解決しません。
それどころか、騒ぎが終わったあとの虚しさにブルーになります。
いつだったかニュースでやっていました。
子育て中のママが、大して仲良くもないママ友との予定をびっしりスケジュール帳に書き込んでるの。これって、孤独の上辺をフタで覆ってるだけなんです。
自分の孤独を解消するために手っ取り早く「人」で紛らわそうとせず、まず自分の価値観を見直し、一人でいる時間を多目に作ってみるといいですよ。
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《柊 りおんさんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/2012102201/?c=17188