空に輝く星々の中から、強いエネルギーを放つ星を感じて下さい。あなただけの「特別な星」を見つけましょう!

インド占星術では、月食や日食を引き起こす存在として、「ラーフ」や「ケートゥ」という惑星を定義しています。空を見上げたときに、輝く星々の中に、仮想でありながら強いエネルギーを放つ星があると感じてみてください。惑星から受け取るエネルギーにたいする感受性が高まるだけでなく、もしかしたら、あなただけの「特別な星」が見つかるかもしれませんよ?

太陽系には様々な小惑星が存在しており、占星術はそんな小さな惑星までも意味を見いだし、占いの中に取り込んできたという話を以前取り上げましたが、その存在が確認されていないにもかかわらず、エネルギーレベルでは影響を与えるという惑星もいくつかあります。

インド占星術では、月食や日食を引き起こす存在として、「ラーフ」「ケートゥ」という惑星を定義しています。

ラーフケートゥ

これらは、インドの神話に登場する「邪神」から取られた名前であり、ラーフは不老不死の霊薬である「アムリタ」を飲んだことで、神々の怒りをかい首だけにされたものの、アムリタの効果で死ぬことができず、首のままで、月や太陽を飲み込むといわれています。

一方ケートゥはなにかというと、「ラーフの胴体」がこちらも死ぬことができないままで、邪神と化したものであり、その影響を恐れてインドの寺院などで祀られている存在なのです。

惑星としての定義では、ラーフとケートゥは影の惑星であり、太陽と月の軌道に位置するといわれています。
西洋占星術でも似たような概念はあり、そちらは「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」などと呼ばれています。

これらの惑星は、物理的な姿はないものの、そのエネルギーレベルでの影響は強く、ラーフは、人の中にある「闇の部分や、隠された部分を象徴する」とされていますし、ドラゴンヘッドは「今世で取り組むべきテーマ」を象徴するといわれています。

実際に存在しないからこそ、そういった深くスピリチュアルな部分に影響を与えているのかもしれません。

同じように、存在していない可能性が高いにもかかわらず有名な惑星としては「ニビル」があります。
この惑星は古代シュメール人が、その存在を認識していたとされており、神話によると「アヌンナキ」という生命体が住んでいるのだそうです。

神話上の存在ではあるのですが、この惑星が実在されているという説が2012年に大きく取り上げられました。
なぜかというと、ニビルは彗星のような楕円軌道をまわっており、ちょうど、2012年ごろに地球の側を通過するというのです。

ニビルが地球の側を通過することによって、もろもろの影響を受けて地球は滅亡するというわけですが、実際には、地球は滅亡していませんし、2013年にも再度この説が持ち上がったものの、特になにも問題は起きていません。

こうしたことを考えると、ニビルもラーフやケートゥなどと同じように、神話を元にした仮想の惑星である可能性が高いといえるでしょう。
シュメール人々に「智恵と文明を与えた」といわれているアヌンナキが住んでいたニビルは、おもしろいエネルギーを持っていると思うのですが、場所の定義がはっきりと決まっているラーフなどに比べて、なまじ、実在説が強かったために、はっきりとした軌道が決まっていないニビルは、今のところ占星術の要素に取り入れられてはいません。

空を見上げたときに、輝く星々の中に、ラーフやニビルといった仮想でありながら強いエネルギーを放つ星があると感じてみてください。
惑星から受け取るエネルギーにたいする感受性が高まるだけでなく、もしかしたら、あなただけの「特別な星」が見つかるかもしれませんよ?

Virtual planet.
Non-existent planet energy affects.