女性必見! とっても重要な舌ケア、ちゃんとしていますか?

「岡山大学大学院医歯薬学総合研究科」が発表した研究によると舌ケアをすることが「がんの予防」にも繋がる可能性が高いのだそうです。

皆さんは「舌ケア(Tongue care)」をしていますか?

自分では気づきにくいものの、もし、他人に嫌な思いをさせてしまったら…と、女性なら誰しも気になる「口臭」。そんな口臭の原因のひとつとなっているのが舌に付着した汚れである「舌苔(ぜったい)」。

こちらは、舌につく「汚れ」であり、口中に残った「食べかす」だけでなく、細菌や唾液の成分といったものが集まったものであり、歯磨きをしただけでは取り除くことが難しいもので、なんらかの事情で唾液の分泌量が減ったりすると口臭の原因となってしまうのです。

一説によると、口臭は舌苔から発生しているものがほとんどといわれており、食事のあとにしっかりと歯磨きをしたとしても、舌のケアをしていないと「口臭が消えない可能性も高い」のです。

さらに最近、「岡山大学大学院医歯薬学総合研究科」が発表した研究によると、舌苔が多く付着している人は、呼気中の「アセトアルデヒド」の濃度が高いことがわかりました。

アセトアルデヒドとは、通常は、お酒を飲み過ぎたときなどに生じるものであり、「吐き気」をはじめとした「二日酔い」の症状をもたらす有害物質として知られています。このアセトアルデヒドは、二日酔いをもたらすだけではなく、慢性的に体内に取り込んでしまうと、肝機能障害を起こす可能性もあるといわれています。

今回の研究では、有害物質であるアセトアルデヒドが舌苔から発生していることから、今後、がんの発病との関係についても詳しく調べていきたいということであり、舌ケアをすることが「がんの予防」にも繋がる可能性が高いのだそうです。

「口臭の予防」はもちろん、「味覚を改善」したり、さらには「がんの予防」にも繋がるという舌ケア。最近では、歯磨きのついでに行うという方も増えてきていますが、歯ブラシを使うことで、舌の粘膜を痛めてしまったりする可能性もありますので、専用器具を使うことをオススメします。

簡単な方法としては「はちみつ」をなめるというものもあります。

少量のはちみつを舌の上にのせて、まんべんなく転がすようにすると、舌苔を溶かしてくれます。

他に、手軽なものとしては、「江崎グリコ株式会社」が販売している「ブレオ」は舌苔をとることに特化したタイプの商品ですので、持ち歩いて、口臭が気になるときに使ってみるといいかもしれません。

また、舌ケアの回数としては、あまり頻繁に行わず、専用器具を使う場合は「1週間に1度」ぐらい、はちみつやブレオを使う場合は、あまり舌の傷つける可能性はないのですが、あまり舌苔を取り過ぎてしまうのも逆効果となりますので、「数日おき」ぐらいを目安にしておくといいでしょう。

身だしなみとしても、健康を守るためにも必要な「舌ケア」。まだ、始めていない人は、今日からはじめてみませんか?