美術館は異世界への扉!?~芸術鑑賞でストレス発散~

身体や精神的なストレスが溜まりがちなこの時期、“芸術鑑賞”でリフレッシュはいかが?

桜が咲いて春らしい陽気になったと思っていたのに、また冬のような寒さが続いています。仕舞おうと思っていた冬服をなかなか仕舞えずにいる方も多いかもしれませんね。季節の変わり目なので仕方がないのですが、早く衣替えを済ませて気分を切り替えたいものです。だからといって、寒いのに無理して薄着で出かけたら風邪をひいてしまいます。朝晩の気温の変化に対応できるように、上着を着たり、スカーフを巻いたりして、身体を冷やさないように気をつけてくださいね。

 

 Stress reduction!

4月は体調管理が難しい時期です。冬の寒さに耐えてきた私達の心と身体は、思っている以上に疲れているのです。それに加え、季節の変わり目ということで気温が上がったり下がったりするので、自律神経のバランスを崩しやすく、免疫力が下がってしまうことが多くなるのです。

免疫力が下がると、風邪だけでなく、疲れがなかなか抜けなくなったり、集中力がなくてボーっとしてしまったり、花粉症がひどくなってしまったりと、身体の不調が出やすくなり、このような体調不良による身体的なストレスによって、更に免疫力が低下してしまうのです。また、精神的なストレスも免疫力を低下させる原因なります。

免疫力を高めるために、バランスの良い食生活、適度な運動や十分な睡眠を取るといった生活改善が必要となりますが、精神的なストレスのケアもとても重要になります。もちろん無理に何かをしなければならないと思い込んで余計に辛くなってしまっては意味がありませんので、自分でなんとかできなさそうな場合には信頼できる人に相談して下さいね。

新しい環境にバタバタしている人だけでなく、環境が変わらなくても、歓送迎会が続いたりして気疲れしてしまったりする事もあるかもしれませんし、周りにいる環境が変わったという人の愚痴を聞かされてウンザリなんて事もあるかもしれません。

精神的なストレスの原因って、自分自身の努力だけでは解決できない事も多いかもしれません。じっくりと時間をかけて自分自身と向き合っていく事はとにかく大切なので軽く考えては困りますが、時には気分を切り替えることも大切です。今回は精神的なストレスを癒す方法についてお話しよう思います。

精神的なストレスを癒す方法と言うと固苦しいのですが、簡単に言うとストレス発散のことです。ストレス発散と言っても、方法は様々です。きっと皆様にも「ストレス発散にはコレ!」というものがあると思います。数あるストレス発散法の中で特に私がオススメな心にも身体に優しい方法は美術館に行く事です。

 

心と身体をリフレッシュしてくれる美術館

全国各所にたくさんの美術館があります。美術館ごとに様々な特色があるので、美術館巡りをするのも楽しいかもしれません。全国各所にあると言いましたが、必ずしも近所にあるわけではありませんので、まずは何処に行こうか調べてみるのもまた楽しかったりします。

美術館ごとに、そこでしか観ることのできない所蔵品だったり、定期的に様々な企画展が催されたりします。また、美術館というと代表的なのは絵画や彫刻ですが、それ以外にも版画や陶芸など様々なジャンルの美術品が展示されていますし、作家の国籍や制作していた時代背景、制作方法(技法)も様々なので、描かれているものや色彩もガラリと変わってきます。

「美術の事は難しそうで、よく分からないから抵抗を感じる」とか「美術館ってインテリとかが行くところでしょう?」と思っている方も稀にいますが、決してそんな事は無いのでご安心ください。私も、決して詳しい方ではありませんし、評論しろといわれても出来ません。では、なぜ美術館が心身をリフレッシュさせてくれるのでしょうか。

 

その1:非日常の世界!

私たちは毎日似たような繰り返しをしている人が多いです。大きく分ければ、家事をする、会社に行く、子供の送迎をする……。だからこそ、たまには普段と違った事、特に自分と身近ではない事をしてみると案外良い刺激になるのです。

 その2:想像力が広がる!

美術品が好きで絵画や彫刻が好きな人でしたら、思う存分マニアックな事をあれこれ考えたり、イメージしたりして、リアリティを追究して行くのも楽しいです。芸術家の気持ちを追体験してみるのも良いかもしれません。何の予備知識も無い人は率直に「これは何だろう?」という目で鑑賞すると楽しいです。私はどちらかというと、こっちです。特に抽象画などは想像力が働くのであれこれ思い浮かべていると、とても楽しいですし、脳も新しい世界観というかイメージ感で活性化するかもしれません。もちろん興味があれば勉強してみるのも脳が活性化して良いかもしれません。

その3:カラーセラピー!

美術館は、まさに色彩の宝庫です。歴史の残るような名画ですから、それらの色彩にも私たちの脳裏に強い影響を与えてくれると思います。色とりどりの名画を見る事であなたにとって必要な色があれば、色彩がパワーを与えてくれます。

 その4:歩きまわる!

もちろん気に行った作品があって一日中そこにいるのも楽しいと思います。しかしながら作品はたくさんありますので、美術館にいると意外と時間がかかってしまいます。その間、絵を楽しみつつも歩きまわらなければならないので運動不足も解消できます。でも、くれぐれも作品を観ると言う目的を忘れない程度のスピードで歩いて下さいね。

 その5:静か

私は常々「一人になる時間も大切だよ」と言っています。人間社会は複雑ですので、色々な意味で一人の時間を持つと言う事は大切なのです。美術館なら誰も自分の邪魔をしてこないので、自分のペースで行動できます。もちろん友だちや家族と一緒に行っても良いですし、その場合も少なくともやかましくされることは滅多にないと思うので安心です。

おまけ:緊張感

慣れてしまうと、どうってことはないのですが、美術館では警備員や学芸員がたくさんいます。見張られているみたいでちょっと怖いですよね。少しでも物音を立てたり、絵に近づきすぎたりしたら怒られるような……?ちょっぴりドキドキな刺激もあるかもしれません。

 

最近は建物自体が芸術作品のような美術館もありますし、内装がとても凝った所も多いです。景色の良い所や素敵な庭園がある美術館もあります。ぜひ、インターネットや雑誌などで調べて、足を運んでみて下さいね。

あなたにとって、心癒される憩いの美術館が見つかりますように。