魂のQOLを向上させようPART6~人間の問題解決能力のタイプは内因派と外因派~

問題解決能力を高めるには、自分のタイプを知りましょう

魂のQuality Of Life(生の質)向上のためのスキルを、鑑定師の恵美子がお伝えするシリーズ。今回は、問題解決能力についてお話します。こう書くと、すごく難しく聞こえるかもしれません。でも、わたしは人間の問題解決能力は、大きく分けて二つの傾向に分類されると思います。

 

1つは「内因派」。原因のすべてを、自分の内側に持ってくるタイプのことです。極端な例を出すと「郵便ポストが赤いのも、わたしが悪いんです」となるタイプ。原因はいろいろですが、みてきたケースでは虐待を受けて育った、親の責任をすべて背負いこんで生きるしかなかった、自分が悪いと思った方が生きることが楽だったなどに始まり、前世の戦や魔女狩りの影響という前世のカルマ的パターンです。

もう一方が「外因派」。これは内因派とは逆で、すべてが人のせい。あいつが、親が、上司が、先生が、国が悪い。でも、人生もスピリチュアルも、自己責任の世界。すべての原因を外に置いた時点で「責任を放棄します」と、言ったも同然。そんな人に幸福が訪れることは、まずないでしょう。

外因派が誕生する原因の多くは、恐怖心。恐れはいろいろなものを引き寄せる力を持っているので、この恐れを手放さない限り延々と恐怖の種が押し寄せてきます。そして、そのたびにこういうのです。「あいつが悪いんだ、全部あいつのせいだ」

さて。本当にこれで、楽になれるでしょうか? そんなことがあるわけはないと、
スピリチュアルを本当に学んでいる皆様なら、もうお気づきですね。

この場合、本当の恐怖はどこからくるのかをしっかり理解し、その分量を減らしていくことが正しい対処法です。恐怖の生まれる理由は、幾つもあります。親が間違ったマントラ(繰り返し唱える呪文のようなもの)を聞かせて育てた、前世から持ってきているカルマがある、そして何より考えられるのが「成功体験が少なすぎて、自己信頼が薄いから」という理由。この最大の理由が、実は一番受け入れがたく、認識しにくいのです。

言い分は、それぞれあるでしょう。新しいことにトライしにくい親だったかもしれないし、そんな環境になかったのかもしれません。確かに、すべてが本人だけのせいじゃないかもしれない。それでも「挑もう、自分の人生をこの手で変えるんだ」と強く思わない限り、何も変わりません。その時点で合意したとみなされ、自己責任になるのです。責任の放棄は、最大の罪である。そのことをしっかりと認識しなければ、どれほど望んでも永遠に幸福に近づくことはできないでしょう。

責任能力と幸福には、ある程度の相関関係があります。そして、スピリチュアルとも。これについては、また次回お話したいと思います。