もののけ姫でもお馴染みの京都最大ミステリースポット! 多大なエネルギーが流れる川の魅力とは…

「宮崎駿」によって、スタジオジブリの「もののけ姫」のアイディアの一部ともなったパワースポット密集地の京都。行けば精霊たちが生き生きと生活しているような神聖な空気に浸れるはず。

京都といえば、日本でも有数のパワースポット密集地。

過去に都だったこともあり、多くの神社や仏閣が点在しており、それぞれに特色があるのですが、その中でも特に強力でありながら、あまり名前が語られることのないスポットが存在しています。

時代小説の大家である「司馬遼太郎」がエッセイで紹介し、自らの小説を執筆するために訪れ、同じく有名な小説家である「池波正太郎」もたびたび足を運んだといわれています。

また、その逸話をきいた「宮崎駿」によって、スタジオジブリの「もののけ姫」のアイディアの一部ともなったのだそうです。

これだけ多くの有名人が足を運んだにも関わらず、あまり名前が知られていないのは、このスポットが観光地ではなく、修行の場であるということがあげられます。
役行者が西暦650年に創建した由緒正しい歴史をもっており、今でも多くの修験者が修行に訪れているのです。

 

そんなスポットの名前は「志明院(しみょういん)」、別名を岩屋不動といいます。

京都市内から車でも50分はかかる山奥にあり、他の交通機関といえば、1日に4本程度しかないバスだけという、非常にへんぴな場所であり、なおかつ基本的に取材などは受け付けず、境内の撮影も禁止となっています。

このように書くと、なんとなく怖い場所なのかも? と思うかもしれません。

実際に、司馬遼太郎はエッセイの中で、妖怪変化が今でも住んでいる場所と聞いて、志明院を訪れたと記していますし、自ら屋根の上でなにものかが四股を踏む音を聞き、誰も居ないのに障子が揺れるのを目撃したのだそうです。

こういったエピソードがあるので、京都随一の魔所であるという表現をする人もいるのですが、実際に訪れてみると、極めて清浄な空気の漂ったパワースポットであることがわかると思います。

境内には「飛竜の滝」といわれる滝行に使われる滝や、歌舞伎の「鳴神」のモデルともなったという、龍神を閉じ込められている洞窟、さらには鴨川の水源となる、水がわき出る洞窟など、強力なパワースポットが目白押しなのですが、特に強烈なのは水源のある洞窟です。

京都を流れる重要なエネルギーラインのひとつが鴨川。
四神相応の地としては、「青龍」にも例えられる川なのですが、その根源に込められた水と龍のエネルギーは、他ではなかなか体験することのできないものといえます。

さらに、都会ではなかなか感じることのできない、それこそ「もののけ姫」にでてくるような精霊たちが、ここではまだ生き生きと活動していることも、実感することができるでしょう。

一般のパワースポットとは明らかにレベルが違う場所ですので、訪れる時は修行の場であり、精霊たちが今でも活動している神聖な場所であるということを念頭に置いた上で、騒いだり興味本位でいくのではなく、しっかりとした心構えをもって訪れてください。

そうすれば、京都がもつ本来のエネルギー、そして自然や精霊といった存在のパワーを充分に感じることができるはずです。