「タンザナイト」「マスグラバイト」等、ダイヤモンドよりも稀少な石が持つパワーとは?

「ネガティブなエネルギーをポジティブなものに変換する」「自分自身の良い部分を表現することを助ける」「自らの魅力を高める」など、希少な石には秘められたパワーがこもっています。

宝石の王様といえば「ダイヤモンド」。

〜king of a jewel, diamond〜

パワーストーンに興味のない人であっても、ダイヤモンドを知らないという人はいないでしょう。
その希少さ故に非常に値段が高いことでも知られていますが、実はもっと希少な石があることをご存じでしょうか?

ダイヤモンドの産出地は意外と多く、「ロシア」「ボツワナ」「コンゴ民主共和国」などが有名ですが、実は中国などでも産出しており、最近では海底にある鉱床などからの採掘も注目を集めています。

このように産出量は多いにもかかわらず、ダイヤモンドが常に高価なのは、価格を一定に保つために採掘や生産の調整を行っている「デビアス社」という会社があるからだといわれています。
一説によると、現在知られているすべての産出地で、最大限に採掘を行ったならば、ダイヤモンドの流通量は数倍に跳ね上がるのだそうです。

ちなみに、このデビアス社は、ダイヤモンドは結婚指輪や婚約指輪に最適の石である、というキャンペーン活動を行ったことでも知られており、この会社がなかったとしたら、ダイヤモンドは今回紹介するような石たちよりも、安価になっていたかもしれません。

そんな希少価値のある石のひとつとして「タンザナイト」があります。
こちらは、パワーストーンとしても、比較的有名であり「ネガティブなエネルギーをポジティブなものに変換する」「自分自身の良い部分を表現することを助ける」「自らの魅力を高める」といったエネルギーがあるといわれています。

鉱物名としては「ゾイサイト」というのが正式名称なのですが、東アフリカのタンザニアにある「メレラニ鉱山」から採掘されるものは、他のゾイサイトとは異なり、青い色をしていることから、希少な石として「タンザナイト」と名付けられました。

現在ではタンザニア以外でも、青いゾイサイトが採掘する場所が発見されており、それらにもタンザナイトという名称がついて流通することがあるようですが、厳密な意味ではタンザナイトは、メレラニ鉱山で取れた物だけを指しますので、希少性が高いことも納得できます。

タンザナイトは比較的産出量が豊富であるために、さほど高価なものではなく、ダイヤモンドの足下にも及びませんが、ダイヤモンドに次ぐ価格で取引される希少な石もあります。

1945年に発見された「ターフェアイト」は、1970年までは、「世界で4つ」しか存在が確認されておらず、一時期はギネスブックに「世界一希少な宝石」として掲載されるほど珍しいものでした。

現在では産出量も増えて、ギネスブックに掲載されるほどではなくなりましたが、それでも希少であることにはかわりなく、レアな石のコレクターにとっては必携のものとなっているのだそうです。

ちなみに、このターフェアイトと非常に近い成分をもち、さらに希少な「マスグラバイト」という石が近年、発見されています。

ターフェアイトは「所有者に働きかけるのではなく、周りの状況を変化させることで、その人が最大限に能力を引き出せるようにする」というちょっと変わったパワーをもっているといわれています。

タンザナイトと違って、パワーストーンとして気軽に扱うわけにはいかない値段がついているターフェアイトですが、うっすらと紫がかった美しい色合いをしていますので、ダイヤモンドはいまいち…と思う方は、こちらを選んでみるのもいいかもしれませんね。