生命力に溢れ、神託も伝えてくれる綿毛の力を借りよう

「たんぽぽの綿毛に息を吹きかけて飛ばす」というのは子供の頃に、誰もが一度はやったことがあるのではないでしょうか? そんな身近なたんぽぽの綿毛ですが、実は結構スピリチュアルな存在なのです。

風の強い日などには、「たんぽぽの綿毛」が飛んでいるのを見かけるようになりました。
綿毛が飛ぶのは、だいたい「6月初旬まで」といわれていますので、このような光景を見ることができるのも、あとわずかといえるでしょう。

「たんぽぽの綿毛に息を吹きかけて飛ばす」というのは子供の頃に、誰もが一度はやったことがあるのではないでしょうか? そんな身近なたんぽぽの綿毛ですが、実は結構スピリチュアルな存在なのです。

たんぽぽの花言葉は「神託」「愛の神託」「真心の愛」「別離」といったものが有名ですが、この中でたんぽぽの花が持つイメージからつけられたのは「真心の愛」だけであり、他はすべて、綿毛に関係しているといわれています。

神託及び愛の神託は、ヨーロッパでは、「好き、嫌い、好き…」といいながら、綿毛を吹いていき、最後の綿毛がどちらになるかで占うものや、綿毛を一息で吹き飛ばすことができれば、「幸運が訪れる」などというように、綿毛を使った占いが多く行われていたことから、ついたものです。

他の花言葉に比べると、ちょっと不吉な感じのする「別離」は、「たんぽぽと南風の物語」からつけられたといわれています。こちらは、次のようなストーリーとなっています。

ある日、南風は美しい黄色の髪をした少女を見つけて、一目で好きになってしまいました。毎日毎日、少女を見つめ続けていると、いつしか少女は白髪の老婆になってしまったのです。その姿を見てがっかりした南風は、深いため息をつきました。すると、白髪の老婆は空へと飛んでいって消えてしまったのです。

つまり、黄色の髪をした少女というのは、たんぽぽであり、綿毛になった状態が老婆ということになりますので、こちらも、綿毛が関係してるわけです。

このように、「たんぽぽの象徴ともいえる綿毛」ですが、実際にかなりのパワーが秘められています。
その数は種類によりますが、80~200本といわれており、すべてに種がついています。
さらに、綿毛はとても軽いために、少しの風でも空中に浮遊することができ、強い風に乗ることが出来れば、「十数㎞を移動する」ことも可能であり、着地した場所が多少条件が悪くても生息できるだけでなく、人や動物に踏みつぶされても復活するだけの生命力があります。

そんなパワフルな綿毛を使って、神託を受け取ってみましょう。
「愛の神託」に関しては、さきほど簡単な方法を紹介しましたので、もう少し複雑でありながら、色々なメッセージを受け取れる方法を紹介しましょう。

まずは、綿毛が飛ぶような風がある程度あって、天気の良い日に出かけましょう。
そうしたら、頭の中で答えを得たい質問をイメージして、目をつぶります。
このとき、片方の手の平をだしておきましょう。

自分の中で、いいかな? と思ったら目をあけましょう。
手の平に綿毛が載っていたら、あなたがイメージした願いごとはかないます。
乗っていなくてもがっかりしないでください。

綿毛が乗っていなかったら、今度は目を開けておきます。綿毛が飛んでいるのが見えたら、その数を数えましょう。
「奇数だったら、願いが叶う可能性は高く」、「偶数だったら、願いが叶うまでにはまだ少し時間がかかりそう」です。
手の中に綿毛がのった方は、願い事が叶うまで、それをしっかりと保管しておいてください。
かなったならば、近くの地面にまくなどして自然に還してあげましょう。

シンプルですが、神託の力をもったたんぽぽの綿毛の力を充分に活用できる方法ですので、綿毛が飛んでいるうちにチャレンジしてみてくださいね。

Dandelion bring oracle.
Let the fortune-telling using the dandelion fluff.