空海(弘法大師)の誕生日 〜 本質を知り今こそ変わる時 〜 本当に必要なものを思い出す為の今とは

空海

空海(弘法大師)の誕生日

6月15日は空海様のお誕生日だそうです。
総本山善通寺はご両親の家、佐伯家の邸宅跡に建てられたとされ、こちらでは弘法大師御誕生会というものが行われるようです。
天竺(インド)のお坊様が紫色に輝く雲に乗って、お母様のふところに入られるという夢をお父様とお母様が同時に見られて空海様がお生まれになったという逸話があります。

空海

空海といえば真言密教。
彼は様々な不思議な行いをしてきました。
中国から帰国される前に教えを広めるのによき場所を示したまえと投げた三鈷は五色の雲に乗って日本へ飛んでいき高野山の御影堂の松の枝に留まりました。

そこから教えを広めたとのこと。そこから始まり船が嵐に沈みそうになる時、真言を唱えて波を沈めたり、日本中に日照りが続き穀物も野山の草木も枯れ果てたときに8人の弟子とともに雨乞いの御祈祷を行ったことにより甘露の雨が三日三晩続き草木も蘇ったなどなど。

キリスト様の奇跡が過るほどに、様々な奇跡を起こしています。
また、空海様は今もご存命であるとのこと。
入滅ではなく入定であり今も世のために瞑想をしているとのことです。

死というものを何度も見てきた私は、死というものが肉体が劣化した末のことと認識しています。ですから空海様は62歳で肉体の死は迎えても、この地に留まりこの地を守る為に技をお使いになり続けていると私も思います。

空海

この空海様の技は悪魔教とも似ているという説もあります。
いくつか重なるところもあるようです。高位の僧は通常紫の袈裟を身に着けるのに、なぜか赤い袈裟ろ身に着けられている点も赤の象徴のルシファーと重ねられているとのこと。

Netfilixで『LUCIFER』というドラマの継続をキャンセルされた事によりファンが訴え続けて継続になったとか。このLUCIFERは完全なる悪役ではなく悪者を懲らしめるとか。
ルシファーは堕天使となってしまった元神にもっとも愛された天使。
最近は天使が悪役(あまりにも無機質な存在なので)と扱われる作品も多くなっています。

 

ルシファーは人間に近い存在であったとか。

人間には悪も善も存在している。世の中には闇も光もある。2極化した世界がこの地球。そもそも残酷な弱肉強食というピラミッドで維持しなければならない地球という世界。何が善で悪なのか……

この地球を救うのは、そんな残酷なまでの世界を深く知り、その上で導く存在が必要なのかもしれません。美しいだけの世界なら天国では成立するでしょう。天国でのルールしか知らない魂は人間など地球の本質、悲しいまでの残酷さを秘めた苦悩を理解できず断罪するのみかもしれません。

私は綺麗ごとのみで断罪する当時の宗教のあり方でなく、人間の本質を知ったうえで導いた空海様の存在はこの地球には必要であったと感じます。

私自身はその宗教に属していませんがフラットな気持ちで思いを巡らせるとき、今の疲れ切った世の中も、表面的な繕いよりも本質を深く知った上で進むべき時と感じます。

今、コロナからのメッセージも、本質を見極めないと私たちは大きな引き返せない方向に進んでしまうのではないかと危惧しています。
きっと、私たちが変われる、本当に必要なものを思い出す為の今なのかもしれません。

命は有限です。
でも魂は永遠です。

空海様の教えを知ることも何かこれからの私たちのヒントになるのではないでしょうか。

 

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