心に起きる傷について、魂としてどう思うのかを聞いてみました。
私はスピリチュアル・カウンセラーと共に心理カウンセラーでもあります。
心というものについて常に考えてきました。
そして、知識や手法のみに頼らず、私は私の経験からもクライアントさまの力に成りたいと常に考えてきました。
ある事件が起き、ご家族2人を亡くされ、それでも生きて戦ったという実話を元にした作品を見たときに、亡くなったお二人を思うと心が引き裂かれそうにも感じながらも、死ぬことを何度も選びながらも、必死に生きている被害者の旦那様のことも私には深く、深く刻まれていきました。
生きることより追うことのほうが遥かに楽で幸福に感じられたでしょう。
心に受けた深い傷を背負いながら生きるということは、他者には理解できないことでしょう。
時にいつまでそのことばかりに生きているのか? と言われてしまうこともあるでしょう。
私もそうです。
いつまでも悲しむと良くないと言われてきた日本。
でも、私は好きなだけ思って、好きなだけ寄り添っていけばいいと思います。
自分に嘘をつき、周りに嘘をついて生き続けるのは、更なる傷を深めます。
ありのままでいいと思います。
そして、そのありのままを受け入れる度量を私は持っていたいと思っています。
短いコラムの中ですが、ほんの僅かでも伝えられるものがあれば幸いです。
Mom 「肉体の傷や死というものも、とても大きなもので、取り返しのつかないものでもあると思う。でも、それだけではなく、心の傷や病にまで達することを常に考えて胸が壊れそうになることもあるのよ。あなたはスピリットとしてどう感じる?」
Aris 「ママはカウンセラーだし、昔から繊細過ぎるものね。私も生きていたときにいつも思ってた。世の中の理不尽さや、残酷さを。」
Mom 「理不尽さを常に感じてる。本当に苦しんでる人に本当に真心で手を差し伸べているとは思えない事がよくあると思うんだ。ママの時も。」
Aris 「心って厄介だと思う。心に受けた深い傷は現世だけでなく来世までも引き継ぐ事は良くあるんだ。本当はその必要が無いんだよね。新しい人生では、また違う経験であり過去の傷とは全く関係ない人生が用意されている。それでも、その時に受けたものがトラウマになっていて、進むべき道への障害となってしまう事も多いんだよね。こちらに来てさえ、納得行かない内容もあるよ。」
Mom 「失礼な話だけど命を落とすより苦しいのではないかと思うことも多いのよ。残された家族の苦しみや孤独、ありとあらゆる感情と向き合い続けても軽くなることも、忘れることもない。ただ、慣れていくのがせいぜいなだけ。内在した失った悲しみや苦しみは消えないよ。特に事件などのご親族はもっと複雑。」
Aris 「うん。生きている間ずっと苦しみ抜くのも見てる。魂のシステムを淡々と話せば、恐らく人間心理として納得出来ない事も多いかもしれない。だから、実は答えたくないんだ。」
Mom 「なら、生きている人間として心の問題とどう向き合う事がいいと思う?」