私の守護天使からのメッセージ:Ⅱ「綿毛に包まれて生きていく」〜Vol.23

皆さんも自分の中のチグハグに目を向けてみてください。守護天使“N”は今回のメッセージでは伝えきれていないと言います。このお話はもっと深いところに意味があるのだと。 時を置いてまた、守護天使“N”に話してもらいたいと思います。

魂としては、望んだように全てが実現します。
人間のそれとは違うので正直悩んでしまいますが、家でも姿でも自分が望んだように表現できます。

魂の世界を地球に置き換えてみましょう。
そう設定すると今の地球は、ある劇団の舞台に値します。
地球という劇団で、あるシナリオに基づいて演じることになります。あなたが主役です。
物語がいつも平凡で、何も事件が起きなければ何も楽しくもなく、感動などもありませんね。
台本を作るには何を訴えたいか、その為にどのようなストーリーが適しているか、そして構成はどうするか、出演者は? 舞台装置は、ライティングは……。
沢山のこれらの事を積み立てていきます。
これが生まれる前に貴方の設定して来た、今回の人生なのです。

一番最適と思われるものを作っているのは魂の自分。
ですから、舞台の主人公のあなたが変えたいと思っても出来ません。
魂の自分でなければ変更できないのです。

もちろん役者だって台本通りに一言一句、動きも1ミリも違えずにしない訳ではありませんよね。表現者としての腕の見せ所はちゃんとあります。アドリブも時には出ますよね。
これが人間としての貴方が体験し、表現している今の人生です。
こうして置き換えると、色々なことがわかります。

人生とは一つの舞台。
その舞台に上がった限り、役者は最善を尽くして演じる事により、多くの感動を生むという事(感動=魂の成長)。
そして、命の別れが来てもそれは単にこの舞台が終了したに過ぎず、本来の自分に戻るだけであること。だから死を恐れることはありません。
しかし、演じきらなければ魂は再び同じようなステージを用意されます。
いいえ、正確に言いますと自身でそのステージを作ります。
何故かって? それは、魂というものは向上心が強いからです。
魂は常に向上することを人間にとっての食事や、空気を吸う事、眠る事の様に当たり前の
事で、大切にしている事であるからです。

そして、台本作家や演出者、監督であるあなたの魂は、役者が魂に本気で向き合って語りかけて来ることは無視できません。
ですから、魂はこの人生を別の表現方法へ切り替えることも可能なのです。
その為には役者が独りよがりに、「嫌だ! 嫌だ!」と愚痴を言っても始まりません。

このストーリーが本当に訴えたいことを基本に、より素晴らしい表現に変えることは出来るのです。それが引き寄せの法則。
魂としての現実と、人間としての現実は違います。
そしてこの世界はバーチャル。バーチャルが本当の世界ではありません。
バーチャルを生かしてあなたの本質を上げていくのです。
あなたは、あなた自身の魂が演出したものを演じている役者であることを意識すれば、この世のあらゆる問題に向き合う姿勢も変わってくると思います。

魂の目標が分かれば、本当は自由で、ワクワクして、とても情熱的で楽しいという事が理解できると思います。この舞台を最後まで演じたものが感じる最高の高揚感をあなたも体験できるのです。
今日は基本的な事を伝えました。これを応用したものをいつかお話しいたしましょう。
もっと、分かりやすくシンプルで楽しい人生が見えてくると思いますよ!

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-自分と魂を見つめて-

私が魂の自分と人間との自分が違う事をハッキリ痛感したのは娘を亡くした時でした。
人間の自分はこの世の終わりを告げていました。そして生きたくない! と強く思っていました。しかし、同時進行で生きようと策を練る自分が居るのです。
例えば死にたいのなら、人間が生きる上で必要なご飯も食べなくていいし、お風呂にもトイレにも行かなくてもいいですよね。人生終わったなら生きるという行為は全て無意味です。空気だっていりません。

でも、私は食欲が落ちたのですが食べていました。日常生活を僅かですが動かしていました。最初は娘を納骨し、約束の本を出版するためという事もありましたが、この苦しみを少しでも和らげるために、ヨガをしていたり動物たちと接したりしています。
そして生活維持の為に仕事をしなければならないと感じたりしていました。
そして、そんな自分を見つめる第3の私もいました。人間としての目線でしか見る事が出来ない私と、この経験を糧に進もうとする自分。
そしてそれを統合するが如く、眺めている自分。まるで多重人格者の様に、全くチグハグな行動をしている自分がそこ居たのです。

今の私はそれらを融合させるのではなく、そのままを認めて進んでいます。時に人間らしい自分が未来を心配してみたり、娘に会いたいと泣き乱れます。
しかしそのすぐ後にスピリットの娘と話して次の展開を楽しんでいる自分が居るのです。そんな不思議な感覚に慣れてきたのは、此処最近なのですが。