~インナーチャイルドやトラウマという負荷~
「三つ子の魂、百まで」という言葉を聞いたことがあると思います。
この三つ子とは、生まれてから3才までではなくて、妊娠している胎児期の1年をいれての3年のことなので、生まれてからは2才までです。
この3年の出来事は潜在意識に入るため、生まれてからの人生に影響を及ぼすと言われています。
「良いことも」「悪いこと」という概念はなく、そのまま潜在意識の記憶に入ります。
言葉を話し出す3~4才あたりから左脳を使いはじめますが、10才くらいまでの出来事は、素直に右脳(潜在意識)に入りやすく、やはり大人になってからの考え方、生き方に影響を及ぼします。
それくらい
子ども時代って大切だし
のびのびと育てる
とか
きちんと教育する
とか
その子のいいところを伸ばす
とか
子育て関連の情報も、たくさん溢れています。
でも、
子どもの立場として
そうしてもらえなかったことを、
悲しいと思い、生きにくい人生だと思っている人はたくさんいます。
大人になって親になったとき
自分らしい子育てができなかったと
悔やんでいる人もいたり
どうすれば、自分らしい子育てができたのか知らないで子育てをした人もいます。
子育てだけでなく人生の様々な場面を通しても、心に傷や、後悔の気持ちを持っている人は、たくさんいます。
子どもの頃のことなら
インナーチャイルドとして。
大人になってからは、
トラウマとして。
それらは心と体に負荷がかかります。
~インナーチャイルドは、実は人生に彩りをもたらしてくれる~
辛い思い出、悲しい思い出が
インナーチャイルドや、トラウマなら、そんな思いに苛まれているとき
見える景色はモノクロのようになります。
もう、死んでしまいたいと
思うほどのときもあります。
でも、そんなふうに
人生の底辺に落ちたとき
そこから
あがってくるときの景色は
この世の中には
こんなに色があったの?
というくらい
色彩溢れた世界に見えるときがあります。
インナーチャイルドや、
トラウマという負荷を
長い年月をかけて
乗り越えたときに見える世界は
きっと素敵な世界なのではないでしょうか。
無理にインナーチャイルドや、
トラウマを掘り起こす必要はありませんが、ふとしたときにチラチラと顔を出していることに気づいてしまったときには、
向き合ってみる勇気をもつのも
素敵な自分に出会える第一歩になると思います。
むしろ、出会いたいから
その出来事が起きるのかもしれませんね。
~そのインナーチャイルドやトラウマは、パートナーにより刺激される~
インナーチャイルドは、
触れてほしくない部分。
自分でも、見たくない部分。
でも、
その触ってほしくない部分は
パートナーなどの
大切だと思っている人や出来事に
刺激されることが多くて
心がモヤモヤしたりします。
(パートナーとは、好きな人はもちろん、大切だと思う人、親や友人、仕事なども含まれます。)
でも、なぜ、大切な人や出来事が刺激してくるのでしょう。
それは、1番わかってもらいたい人(事)だからです。
わかってもらいたいという思いがあるから、刺激されるのです。
それを通して自分を見るきっかけにもなることを潜在意識は知っています。
本当にわかってもらいたいのは、インナーチャイルドやトラウマを感じたときの「あのころの自分」なのですから。
~出てきたインナーチャイルドや、トラウマとの向き合いかた~
長い時間を経て、ある時、ふっと
「あのとき私は悲しかった」
「あのとき私はこうしてほしかった」
という気持ちがわいてきます。
ずーっと人生の汚点だと思っていた
悲しい思い出や
悲しい気持ちを
乗り越える方法としては
行動してみることが
一番の近道です。
言葉にしたり
手紙にしたり
自分がいいと思った方法で
伝えたい相手に
出してみてください。
相手が近くにいなかったり
もう二度と会いたくない人のときは
近くにいる
信頼のおける人に
話したり伝えたりしてみてください。
あんなに頑なに
ある意味大切に
解放したいと思いながら
握りしめていた
インナーチャイルドやトラウマが、無くなっていくのは
寂しさを感じるとともに、
とてつもない喜びです。
でも、それは
人生の中の大切なあなたの1部
無くなってしまうのではなく
その気持ちと向き合えたとき
悲しみは愛に変わるのです。
自分の気持ちを自分で許せた瞬間に愛が生まれます。
それが、喜びなのです。
そんな時間を、人は繰り返して
人生に厚みや深みを増していきます。
さあ、あなたが今、気になっていることを、目の前の大切な人に
心からの言葉で話してみましょう。
無理と思っていたことを
1歩踏み出すことで
見える景色が変わってきます。
自分を刺激してくれる大切な人へ
感謝をこめて。
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