歯周病の治療は早く妊娠できるポイント! 不妊治療でも歯周病になりやすい⁉︎

焦っているとき、早く妊娠できたらうれしくありませんか?

「まわりに子どもを産んでいる人がいるから私もそろそろ……。

と思っているのになかなか妊娠しません。

早く妊娠できる方法ってあるんですか?」

という30代の女性からの相談は多いです。

あなたは「早く妊娠できたら……」と思ったことはありませんか?

妊娠は授かりものなので、現在の世界中の最先端の医学の技術をもってしても、必ず妊娠できる方法はありませんが、
歯周病になっている女性は、歯周病がない女性よりも妊娠するまでの期間が遅れてしまうリスクが2倍以上になる
という研究結果がでているほど、歯周病があるのは妊娠によくないことがわかってきています。

西オーストラリア大学の研究では、妊娠が遅れるリスクは、
歯周病の女性が13.9%で、歯周病がない女性は6.2%という結果がでました。

歯周病があるだけでこんなに妊娠が遅れてしまうリスクがあるのです。

 

あなたは最近、歯の検査をしてもらっていますか?

歯周病は歯周病菌が口の中に増えてしまうことで歯のまわりの歯ぐきや骨が病気になります。
歯周病菌が増えると、血液の流れにのって全身へも悪影響が出るといわれているくらい歯周病は怖い病気です。

歯周病菌が増えてしまうことで、ホルモンバランスに影響が出てしまって、妊娠にも影響でるかもしれないという心配がされています。

3万人もの女性の診察をしてきた産婦人科医の桜井明弘先生は、

「人工授精を何回しても妊娠につながらなかったのに、歯周病の治療をしたら自然妊娠した患者さんがいる」

と話していました。

歯周病は年をとってからなる病気というイメージがある人もいるようですが、
厚生労働省の調査では「20才以上の成人している人の30%に歯周病の治療が必要な人がいる」という結果がでているそうです。

つまり、20代の女性でも30%は歯周病の治療が必要は人がいるということになります。

 

不妊治療でホルモンのお薬を使うと歯周病になりやすい⁉︎

アメリカの歯周病学会は、不妊治療でホルモンのお薬を使っていることで歯周病にかかりやすいという報告を出しています。

歯周病になる細菌は100種類以上あり、中には、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンを好む種類もあります。

そのため、不妊治療のために体内の女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンが増えるようなお薬を使うと、歯周病になりやすい細菌のエサとなり、歯周病にかかりやすいというのです。