今こそ日本にイタリアのノンナという存在が必要!?
最近、我が子を虐待する悲しい事件を目にしますが、今こそ日本にイタリアの〝ノンナ〟という存在が必要なのではないかと思います。
ノンナとはイタリア語で〝おばあちゃん〟という意味です。
わたしはイタリア人男性と国際結婚し、現在一時的にイタリアで子育てをしています。
わたし達にはもうすぐ4カ月になる息子がいますが、彼はおばあちゃんの愛情をいっぱい受け取っています。
イタリアでは子どもは〝宝〟
イタリアでは子どもは〝宝〟であり、ラグジュアリーな存在だとイタリア人の夫が教えてくれました。
実際に、イタリアでは赤ちゃん用品は高価です。
オムツはイギリスの4倍くらいの価格でした。
粉ミルクも高いみたいですが、イギリスから持っていきました。
義母は息子にたくさんの愛情を注いでくれます。
イタリアの子どもは、おばあちゃんの愛情をたくさん受け取って育ちます。
生まれる前から愛されていて、わたしの妊娠を何より喜んだのは実母でもなく、夫でもなく、わたし以上に義母でした。
わたしが妊娠中、毎日、健康な赤ちゃんが生まれるようにお祈りをしてくれていたそうです。
息子が生まれることをすごく楽しみにしてくれていました。
ノンナは孫にたくさんのキスをして、愛情をたっぷり注ぐ
そんな義母は毎朝、「おはよう。愛する人(チャオ。アモーレ)」と息子にキスをしてくれます。
毎日、義母の家には義母の親戚や友人が息子に会う為に訪れてきます。
息子を見てはみんな
「とても美しい赤ちゃんだ!」
と、息子にイタリア語で色々と話しかけたり歌を歌ってくれたりします。
お祝いにたくさん息子のお洋服をいただきました。
息子は1日に100回以上は、色んな人に
「美しい赤ちゃん」と言われていると思います。
だんだん顔立ちに凹凸が出てきて、夫に似てきました。
息子は毎日、たくさんの人に会います。
息子、毎日大忙しです! 笑
〝ノンナ〟は、わたしにも大切な存在
義母の存在は子どもだけでなく、わたしにも良い影響を与えてくれました。
愛情いっぱいに子育てをするとはこういうことなのか……
と色々と勉強になります。
また、妊娠中に義母が初孫の誕生を楽しみにしていてくれている姿にとても癒されました。
海外出産で海外での子育てなので、妊娠中は不安もありましたが、義母が赤ちゃんの誕生を心待ちにしていてくれたことで、不安より喜びに満ちた未来を想像させてくれました。
妊娠したことを義母に伝えた時に
「育児に疲れたら、いつでも2人で旅行に行ってきていいよ。子どもの面倒を見てあげるからね」と言ってくれました。
日本の実母は、わたしの妊娠発覚直後は義母とは真反対の反応でした。
〝孫鬱〟とまではいかないかもしれませんが
「もう歳だから孫の面倒は見られないよ」と言われました。
そうは言ったものの実母にとっても初孫で、息子の誕生前からベビー服を贈ってくれたり、息子に会いたがってくれたりしています。
イタリア人の義母、日本人の実母。
2人の母から色々と感じたことがあるので、次回お伝えします!
お楽しみに!
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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