橋の下で拾ってきた子の話とインナーチャイルド。
ロンドンからこんにちは。
皆さんは小さかった頃、「あなたは橋の下から拾ってきた子どもなんだよ」と家族に言われたことはありませんか?
小さな子どもにはショックな言い回しですよね。
昭和生まれの人は言われたことがある人も多いと思います。
平成生まれの若い人達は、親にそのようなことは言われないのでしょうか?
今でもトラウマ⁉︎ 橋の下で拾ってきた子。
〝橋の下で拾ってきた〟という言い回しは、世代、地域を越えて、かなり昔から日本全国で言われてきたことのようです。
わたしも父親からそのように言われたことがあります。
もちろん、母親がわたしを産んでいます。
当時、母子手帳も見たことがあります。
本当に拾われてきた子ではないことは、小さかった頃でもわかっていましたが、そう言われるとそうなのかな? と動揺するのが幼少期です。
よく、親子喧嘩した時にその言葉を言われた経験がある人が多いそうです。
我が家は喧嘩した時ではなく、普通の会話の時にそのように言われました。
今でも苦い思い出として記憶している人は多いのではないでしょうか?
関西人が「アホやな〜」と日常で言うようなノリの〝橋の下の子〟
父も母も関西出身です。
関西の女性が男性に求めているのは「おもしろさ」と言いますが、母は父の面白いところが好きだと言っていました。
関西人が「アホやな〜」と日常で言うようなノリの〝橋の下の子〟の話だったのかもしれないです。
父は普段から面白い話をしてくれていたので、きっと〝橋の下で拾ってきた〟もそういうコミュニケーションの1つだったのだと思います。
ただ、娘からしたら〝橋の下で拾ってきた〟と言われて全然嬉しくなかった記憶があります。
今でも覚えているので、当時言われてすごく嫌だったのだと思います。
また、わたしは親の仕事の都合で幼少期から転校が多く、関西に来たのは高校1年生の時です。
その為、関西の「アホやな」と言ったりする褒めない文化みたいなところに慣れていませんでした。
「じゃあ○○○(妹の名前)は? わたしが橋の下で拾われたのならば、○○○はどこで拾ったの? トイレとか⁉︎」
と聞き返したことがあります。
この会話になると我が家では、わたしが橋の下で妹はトイレで拾われて、弟は両親から生まれたという設定でした。
妹がトイレで拾われた説はわたしが、トイレで拾ったの? と聞いたからそうなったのですが、トイレよりは橋の下で良かった~! とは思っていました。
インナーチャイルドの影響でわたしはヨーロッパの男性と結婚した?
皆さんはインナーチャイルドという言葉をご存知ですか?
インナーチャイルドは、”心の内側(インナー)”にいる”子ども(チャイルド)”のことです。
だれでも自分の心の中に小さいときの自分を持っていることを指します。
子どもの頃の体験から徐々に培ってきた一部で、具体的には子供時代の頃の記憶や心情、感傷などです。
子供時代の経験が、大人になった自分に多くの影響を与えているのです。
わたしはイタリア人の男性と国際結婚しましたが、幼少期に言われた「あなたは橋の下から拾ってきた子どもだよ」という言葉が多かれ少なかれ影響していると思います。
イタリア人の恋人や子供、孫に対する愛情表現は非常に豊かでストレートです。
イタリア人男性と結婚をしたら、行ってきます! をするまでに何度もキスがあります。
義母も愛情に溢れていて、孫が生まれるとなればそれはもうハッピーでハッピーで仕方のない〝一大イベント〟になります。
イタリアでは息子が大人になっても、愛情表現で我が子の頬にキスをすることもあります。
冗談でも「あなたは橋の下から拾ってきた子ども」と言われた話をしたらすごく驚くのではないかと思います。
今回の記事で書ききれなかったことは、ブログのこちらの記事に書いています。
ぜひ読んでみてくださいね。
次回、橋の下で拾ってきた子の話とインナーチャイルド。わたしが我が子に1番に伝えたいこと! Part.2についてお伝えします!
次回もお楽しみに!
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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