イギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新婚生活Part.26

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と暮らしています。

船暮らしの疑問①手紙は届くの⁉︎ 住所は?

わたし達夫婦は、今年(2017年)からナローボートで暮らしています。

本格的にボートを購入する話になったのは2017年12月。
1番最初に疑問だったことは手紙とインターネットに関することです。
今回は手紙(郵便物)についてです。

 

ナローボート暮らし手紙はどうする?

カナル沿いを散歩している時、いつも舟で暮らしている人達見ていますが楽しそうですよね~。
いろんな謎があります。
たとえば手紙はどうやって受け取るのかとか、住所ってあるの? とか……
舟ゲットしたらイロイロ教えてくださいね。

昨年、ナローボート暮らしを始める前にロンドンに住むお友達から素敵なメッセージをいただきました。

実は手紙はどうなるの? ということが、船暮らしを検討しだした頃のわたしの最初の疑問でした。

結論から言うと住所はありません。

答えは
●荷物は夫の職場に送ってもらう
です。

 

住所があったシェアハウス生活でも……

実は、住所があるシェアハウス生活でも夫は荷物を職場で受け取っていました。

理由は、
●シェアメイト(フラットメイト)と関わるのが面倒
●誰も受け取らないかもしれない
●再配達になるくらいなら、必ず誰かがいる職場で受け取る方が確実
●配達人が隣人に荷物を預ける可能性もあり、ややこしい

ちなみに、シェアメイトでネパール人の女性がいましたが、荷物を受け取る気がないのか2週間受け取り放棄をしていました。

隣人さんが、わたしたちがこの家から外出する姿を見て、
「あ、ここの家の人?
同居人さんが全然荷物を取りに来ないから渡していい?」
とわたしたちが彼女の代わりに荷物を隣人さんから受け取りました。

玄関に置いていたら即座に持って行っていました。
(もちろんお礼はないし、会っても挨拶1つなし)

ま、こんな感じなので、ボート暮らしで住所がないことは夫の職場で受け取れますので問題ありません。

逆に、よくわからない同居人さんが減るのでラクだと思います、と当時のブログに書いていましたがその通りでした。

しかし、なぜネパール人の女性は、

配達人が
【隣人に、あなたの荷物を預けている】

と連絡しているのに2週間も荷物を取りに行かないのだろうね、疑問だね、と夫と話していました。

 

ビザ申請中ボート暮らしはしない方が良い

ちなみに、ビザ申請中にボート暮らしはしない方が良いです。

新しいビザが届く住所がないのは問題です。
それも職場でよいのかは謎です。

わたしのビザは3月には届く予定です。
今のシェアハウスも3月まで契約しているので、問題なさそうです。

ノープロブレム

過去のブログにこのように書いていましたが、実際は3月にはビザが届きませんでした!

しかも、大切なビザなのに、前のシェアメイトが受け取りを拒否してしまいました。

受け取りを拒否した理由は、荷物を受け取る時に名前を書いてサインするのですがそれが嫌だったそうです。

こういう様々な問題がシェアハウスであったので、わたし達は二人だけで暮らせるナローボート暮らしを選びました。
(詳しくはPart.1にて)

 

結局、ビザも夫の職場に届いた

さすがにビザ関係は夫の職場に届くのは難しいかと思いました。
しかし、ここはイギリス。
イギリスは入国審査もそうですが、個人個人の判断が尊重されているような一面があります。

優しい友人が
「ナローボート暮らしをはじめたら、うちの住所を使ってくれていいよ」
と言ってくれていたのでその住所を夫が宅配便の人に伝えました。

しかし、電話でのやりとり。
宅配便の人が、友人の住所が聞き取れませんでした。
何回説明しても伝わらないので、夫の職場の住所を伝えたら聞き取ってくれました。

最終的には、夫の職場にわたしのビザが届きました。
書類の中には、大事なパスポートも入っていたので手元に届いた時はホッとしました。

 

ナローボート暮らしで住所を保つ方法

住所を保つ方法もあります。

一定の場所に停泊して暮らす場合は、住所を得ることができます。
停泊料金を支払う必要がありますが郵便物が届きます。

わたし達夫婦は、ナローボートを一括購入してその間に貯金をすることを目的としています。

停泊料金は高めのお値段なので、ボートを2週間に一度動かして停泊しないことを選びました。

また、せっかくナローボートで暮らしているならばクルージングをして、色々な場所で暮らしたいとも思いました。

 

シェアメイトとの偶然の再会

先日、たまたまビザの受け取りを拒否したシェアメイトに道を歩いていたら出会いました。

「NHS※からあなた宛に手紙が届いているよ」
とのこと。
(※NHS(National Health Service)はイギリス政府が運営する国民保険サービス)

そのまま手紙を受け取りに行きました。
「ボート生活はどう?」
と聞いてくれるなど、彼はとても親切でした。

イギリスの病院登録は前のシェアハウスの住所のままにしているので、郵便物が前の住所に届きます。

名前も夫姓に変えましたが、結婚する前の登録のままの旧姓のままです。

次回もお楽しみに!

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ブログにナローボート情報を更新しています。

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

ブログが新しくなりました!

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
http://london-mei.com/

 

《仲谷めいさんの過去記事はコチラ》