目からウロコの「禁煙裏ワザ術」事前準備

人間は禁止されるほど、逆にしたくなるという心理があります。「禁煙」を考えるほど吸いたくなるのです。

 

心理士として、「心理学で禁煙できるか」という命題のもと禁煙の研究に取り組みました。禁煙後、7年、禁煙で浮いたタバコ代は100万円程度です。

我慢の禁煙の成功率はわずか10%程度です。
その理由は、「禁煙を楽しむ心理療法」でも述べたように神経伝達物質による依存性だからです。薬物依存症、アルコール依存症を完治させるのが難しいのと同じです。
ニコチンの常習性はコカインより強いと言われています。

このように難しい禁煙ですが、厚生労働省も推奨するように、事前準備が禁煙の成否を分けるといっても過言ではありません。
このようなことから、7年間研究した結果を反映した、禁煙裏ワザ術をご紹介します。

 

禁煙に良い食べ物 オメガ3脂肪酸

イワシ、サンマ、サバなどの青魚やエゴマオイルに含まれるオメガ3脂肪酸が禁煙に良いという実験結果があります。
喫煙者にオメガ3脂肪酸を投与する実験が行われ、一ヶ月の投与したところ、タバコの量は10%以上減少するとともに、喫煙欲求も軽くなったとのことです。

また、タバコを吸うとオメガ3脂肪酸が減少するとドーパミンが減少して、喫煙欲求が強くなるということが明らかになっています。
従って、禁煙を始める一ヶ月前からオメガ3脂肪酸を意識して摂取するようにすることです。

 

禁煙に成功した人はガムを噛んでいた

禁煙に成功した人は何をしているのかについてのアンケートを見ると、多くの人が甘いものを獲っているのがわかります。
その中で一番多いのが、ガムを噛むこと。
その他、飲み物を飲むことなどがあります。

禁煙すると神経伝達物質が不足して喫煙欲求が強くなります。甘いものを食べると、神経伝達物質のβエンドルフィンが分泌され、神経伝達物質の不足を補い喫煙欲求を軽減します。
更に、ガムを噛むことは、ハッピーホルモンのセロトニンを分泌させ、禁煙によるイライラを軽減します。

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タバコを嫌いになる

禁煙をする前に、灰皿をタバコの吸殻でいっぱいにしてその匂いを嗅いでください。
また、灰皿を凝視して、不快感を頭に叩き込んでください。
また、喫煙で汚れた肺の写真なども頭に焼き付けてください。

人間には、不快感を避ける心理傾向があります。この心理を応用したものです。
そして、禁煙をして喫煙欲求が起こったときにこの不快感を思い出してください。