インドのように、日本にもエネルギーを引き上げられる場所が多くある
森井啓二さん(以下、森):最近は、山奥に籠もるのが大好きですね。
片岡鶴太郎さん(以下、鶴):山奥に籠もると、昔の記憶みたいなものが蘇る感覚があるんですか。
森:ありますよ。都会にいると皆さん『自然欠乏症』になって、自分の軸がずれて調律しにくくなってしまう。人が絶対に来ないような無垢な自然の中でじっと過ごすと、ゆっくりと自分を調律できるんです。定期的にやっています。
鶴:行く場所は決まっているんですか?
森:大体は決まっています。なかなか人が入れないところですね。
鶴:日本では、そういう場所は限られているのではないですか?
森:インドだとヒマラヤ山脈があるので、意識とか生命エネルギーを引き上げやすい場ができるんです。日本にもヒマラヤ山脈に近いような、意識やエネルギーを引き上げやすい場がいくつかあります。
鶴:どうやって調べるのですか?
森:いや、調べても出てこないとは思います。
鶴:先生の感覚ですか?
森:感覚ですね。
鶴:差し支えがないところで結構なんですけども、大体この辺だっていうのを…。
森:中部山岳地帯、長野県、山梨県、富山県などの山岳地帯には、本当によい場所がありますね。
鶴:実は私も、山梨の塩山で自然農法の畑をやっているんです。
森:あの一帯はとてもいいと思います。
鶴:長野もいいですよね。私、長野県伊那市の文化大使なんですよ。そこに華道家の方がおりましてね。ご自分のお庭に花を植えて、その花を使って花いけをしてらっしゃる。そこに年に 1〜2 回伺うんです。
森:伊那の辺りも自分は好きですね。ちょうど南アルプスと中央アルプスに囲まれている地域で、あの辺の山もよく入ります。
鶴:あと、富山、岐阜もいいですよね。
森:そうですね。自分は特に山の稜線に行くことが多いのですが、日本は本当に人間の心にとっても肉体にとってもいい場が整っています。
鶴:そうですか。それは先生ご自身が実際に行ってみて、精神魂で感じて、最適だなと感じるわけですか。
森:やっぱり感じますね。自分はインターネットではあまり調べものはせず、内側に聞く『インナーネット』で場所を感じ取るんです。
鶴:インナーネット! いい言葉ですね。
森:インターネットは情報の洪水になっていて、あやふやになっています。水に例えると波立っている状態です。だからちゃんと見えない。一方、インナーネットは水面に映っている像ではなくて、直接その像が見えるので、インナーネットを頼りにしています。
熊とエゾシカが仲良くご飯探し。本来、熊は優しい動物。
鶴:山に籠もる時は、何日間くらい、何を持って入るのですか?
森:ずっと仕事をしていたので、2日間が限度でした。丸2日間は楽しいけれど、修行みたいなもの。修行の時は、非常用の備えはしますが、ほとんど何も持っていきません。食料も持たず、2日間断食状態で入ります。
鶴:野生の動物、例えば熊に遭遇して危険なことはありませんか?
森:野生動物たちは会いに来てくれます。それがまた楽しみで。熊は危険ではないですよ。日本に危険な動物はいません。
鶴:去年秋田へ講演会に行きましたら、秋田の駅を降りてですよ、まあ繁華街ですよ。駅のアーケードに「熊出現注意してください」って張り紙がされているんですよ。街中、はたまた本当に山の中で野生の熊と出くわしたら、一般的には危険だと思ってしまうのですが、先生にとっては危険ではない?
森:それは実際に熊に会ってない方の妄想も大きいと思うんですよ。自分はたまに会っているので、優しい動物だという認識しかありません。彼らの歯を見ればわかります。
例えば、ツキノワグマの臼歯は牛みたいに平らなんです。肉食動物の、肉裂歯っていう肉を切り刻むような奥歯を持っているのは、ライオンや虎。熊でいうと、植物が食べられない北極にいるホッキョクグマは、歯が尖っています。若干尖っているのがヒグマ。それでも奥歯は結構平らなんですね。ツキノワグマはもっと平らで、木の実をすり潰すようにできているんです。どうしても木の実がすり潰せなくなるぐらい歯が弱ってしまうと、柔らかいものを食べたくなって、里の方まで出てくるっていうのもあるんですね。
基本的に熊は菜食です。パンダと一緒。パンダは笹を食べますけど、どうしても食料がない時に肉を食べるんです。
鶴:そうですか。
森:知床の山に入っていくと、熊のすぐ横にエゾシカがいて、一緒にご飯を探して食べているシーンもあるんですよ。熊は隣にいるシカを襲いません。
鶴:なぜ、今みたいに、熊が人家に入って人を襲うということになったのでしょうか?
森:森のサイクルが関係しています。木の実の不作の年、豊作の年があります。豊作になるとネズミなどのげっ歯類が繁殖して増えるんです。増えすぎると今度はいろんな植物を食べてしまう。すると植物は今度は身を守るために、次の年は木の実を減らすんです。
そうやって自然界はバランスを取っています。そのバランスで木の実が少ない年があり、今まで熊のテリトリーだったところに民家ができているので、熊は食べるものに困ってしまう。あとは歯が弱っていて、十分木の実をすり潰せなくなっても、柔らかいものが欲しくなると、やっぱり下りてくるんですね。で、いくつかの理由がありますよね。決して人間を襲うためではありません。
鶴:本来はそういうものなんですね。
森:ただ、人間がパニックになったり大騒ぎしたりするので、追いかけてくるんです。ワンちゃんと同じ。人間が怖がったり逃げたりすると、ワンちゃんは喜んで追いかけてくるんですよ。でも、人間が全然怖がらなければ、ワンちゃんの方から襲ってくるようなことはないので。だから、熊にしてもサメにしても、少し怖いイメージが付いてしまっていますよね。でも、野生動物は天の法則に従って生きています。何かを襲うっていう感覚は、本来はありません。
鶴:実際に山の中で熊と遭遇しても、全くそういう恐れはないですか。
森:自分はないですね。もう何度も会っているので。
野生動物は天の法則に従って生きている
鶴:その自然の中で熊と遭遇した時は、熊との交信、対話みたいなものがあるのですか?
森:いや、特別ないですね。ただルールがあって、やっぱり勝手に写真を撮っちゃいけないとか、スマホも向けちゃいけないんですよ。
鶴:野生動物に?
森:とても嫌います。人間と同じですよ。電車に乗って、美しい人がいて勝手にスマホで撮ったら…? 怒りますよね。野生動物も一緒です。野生動物は何かを向けられることをとても嫌います。だから絶対に自分はカメラとかスマホを動物に向けることはしないですね。あと、自分から近寄って行くこともしないです。
鶴:そうですか。
森:自分がお邪魔させていただく感覚。向こうの敷地内なので。
鶴:人間も本来自然の一部。その自然に身を置くことで、本来の人間としての存在を実感できる 2 日間であるということなんですね。
Part 3へ続く
魂はなぜ日本を選ぶのか―運命的なヨガとの出会い
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