少食・断食は健康だけでなく潜在能力も開花させる!

「16時間断食」が世界的に注目され、SNSやYouTubeなどに実践した記録や動画が多数アップされています。少食や断食はどのようなメリットをもたらせてくれるのか。古今東西の考え方や医師たちによる医学的な考察も踏まえて、少食や断食について考えてみましょう。
少食

【1日3食が始まった江戸時代からすでに「少食」が注目されていた】

多くの人に聞きなじみがある「腹八分目に医者いらず」という言葉。実は続きがあり、「腹六分目は老いを忘れ、腹四分目で神に近づく」のだそうです。これは、少食を深めればその分、完ぺきな健康体に近づけるという、ヨガ教義を由来とした教えです。

日本でも江戸時代になると、小食の健康効果が注目され始めました。というのも、1日2食が伝統だった日本の食事文化が、江戸時代中期以降、様々な社会的要因が相まって1日3食へとシフトチェンジしたからです。

こうして江戸中期以降に増えた日本人の食事量ですが、専門家はどう見たのか。そのことを知ることができるのが、江戸時代に書かれた健康長寿のためのバイブル『養生訓』(1712年)です。

この本で著者の儒学者・医者の貝原益軒(かいばらえきけん)は、健康長寿を保つためのさまざまな養生法を記しており、「食生活」も大きな柱のひとつです。結論のみまとめると、栄養バランスのとれた少食の実践を推奨しました。

江戸時代当時としては長寿の85歳まで生を全うした人物が、83歳の頃に書いた本であることから、記された健康法にはかなりの説得力があったようで、江戸時代のベストセラー本になったそうです。

他にも江戸時代の観相家の大家、水野南北は「人の運は食にあり」とし、「少食にすれば腸相が良くなり、腸相が良くなれば人相が良くなり、人相が良くなれば運命が好転する。少食こそが人の運命を好転させる」と説いたそうです。

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【少食のメリット・デメリットをしっかりと把握する】

近年では、健康志向だけでなく、ダイエット志向の人々なども取り込む形で少食や断食(ファスティング)が注目されるようになりました。特に、睡眠時間とその前後の時間帯を使って1日16時間断食する、「16時間断食」が世界的に注目され、SNSやYouTubeなどに実践した記録や動画が多数アップされています。

また、16時間断食ではないにせよ、コロナや風邪等の体調不良で食欲が湧かなくなり、結果として少食・断食をする機会があって、胃腸の負担を軽減させることの健康効果を体験したという人は多いのではないでしょうか。では、少食や断食のもたらすメリットにはどのようなものがあるのか、その主なものをまとめてみましょう。

1.胃腸などの消化器官の負担軽減効果

胃腸などの消化器官に休息を与え、その負担を軽減し、腸内細菌環境を整え、消化不良や胃腸の不調を予防する効果。

2.体重維持・肥満防止効果

カロリーの過剰摂取を防ぎ、体重の維持管理がしやすく、病気リスクの高い肥満を防止する効果

3.食事後のエネルギーの安定効果

食後の血糖値の急上昇や急降下といった変化に伴う、眠気・疲労感・イライラを防ぎ、一日をよりエネルギッシュに過ごせる効果。

その他にも、心臓や脳への好影響など、少食・断食がもたらすメリットは様々にあります。一方で、子供や若者の小食は、成長に必要な栄養素の不足につながり、体力・気力の低下につながる可能性もあり、高齢者の場合は、低栄養で身体機能が低下する恐れもあるため、少食や断食をする際には、しっかりと専門家の意見を聞きながら実践する必要があります。

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【医師たちも注目する「万病を癒す少食・断食」のすすめ】

『医師がすすめる 少食ライフ』の著者で、消化器外科医でヘルスコーチの石黒成治さんは、登録者数25万人超の人気YouTuberとしても活躍中です。がんは生活習慣で未然に防げることを著書や動画で発信する石黒さんも、食生活の改善と少食の実践が健康の要であることをアピールしています。

そのきっかけは、やはり自分がふとした際に少食・断食を体験し、その効果に驚いたことだったそうです。石黒医師のように、医学的・科学的な観点から少食や断食を評価してもらうだけでも実践する安心材料につながりますが、少食や断食を療法へと進化させてくれた医師もいます。それが「西式甲田療法」の提唱者、元・甲田医院(閉院)院長の故・甲田光雄さん(1924年- 2008年)です。

そして「西式甲田療法」の実践者としておなじみなのが、青汁一杯+サプリだけの生活を続けている現代の仙人こと森美智代さんですが、他にも多数の現代の仙人を輩出していることや、健康だけでなく「潜在能力も開花させてくれる」ということが、この療法の素晴らしいところと言えるでしょう。

甲田さんの研究によると、病気を治すための少食の実践方法という場合は、人それぞれ体質差もあることから、やり方も異なるそうです。そのため、少食や断食を行う際には。専門家のアドバイスを受けながら、自分にとって最適な方法を選ぶのがベストのようです。

この「西式甲田療法」について詳しく知りたい方は、森美智代さん自身が語り部となって少食のメリットや実践方法をアドバイスしてくださるオンラインイベントが9/22(日)に開催されます。ぜひ、そちらに参加して少食・断食について学んでみてくださいね!



★イベント情報

9/22開催「万病を癒し潜在能力も開花!『西式甲田療法』実践ポイント伝授オンラインセミナー」

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