色でも金! パワーでも金! ゴールデンベリーがゴールデンな理由とは!〈スーパーフルーツシリーズ〉

健康ブームの中、耳たこレベルで見聞きする単語がありますよね。

例えば〈抗酸化〉。
美意識高い系女子の皆さんなどがSNSに必ず載せる”インスタ映え”する代表的な抗酸化フルーツと言えば、やはり〈アサイー〉あたりがまだまだ上位を行ったり来たりといった感じでしょうか。

その他にも代表的な抗酸化食材としてブルーベリー、マキベリー、ゴジベリー、アロニア等々どれも熟成された赤ワインのような深いノーブルな色味を帯びたフォトジェニックなフルーツたちが、美を発信する女子界隈のソーシャルメディア最前列にまだまだ鎮座しているようですね。

ところでインスタ映えはともかく、ゴールデンベリーという金ピカの名前のベリーをご存知でしょうか? 黄金の名前なのになぜが赤葡萄酒色のベリーたちの陰に隠れてしまっているこのゴールデンベリーですが、実はほおずきのことなんです。
そう、Always 3丁目の頃にはよく見られた、おばあちゃんがプーっと膨らませては笛とも言えない音を出すだけ!? の光景に登場したあのほおずきです。
食べられるの? と昭和女子の方は思われるかもしれませんね。
実は日本のほおずきは観賞用で、ゴールデンベリーは食用なんです。
そしてこれがまたスーパー! なフルーツなんです。

 

〈ゴールデンベリー(食用ほおずき)〉

ゴールデンベリーは、先に挙げたベリーたちと違って、実はトマトの親戚で〈トマティーヨ〉というナス科の植物です。
南米やヨーロッパでは〈インカンベリー〉や〈アステカベリー〉などとも呼ばれ、黄色のプチトマトのようなコロンとしたフォルムの甘酸っぱくジューシーなお味で昔から人々に食されてきた経歴の持ち主で、そのポテンシャル高い豊富な栄養素から〈神様の食材〉メンバーの一員でもあるんです。

 

〈ゴールデンベリーの成分〉

*ビタミンA (ベータカロテン) 抗酸化作用、動脈硬化、心筋梗塞予防、皮膚、粘
膜、目の健康をサポート
*ビタミンB (イノシトール) 肝臓の健康維持、コレステロール値を安定させる、
肌の保湿、抜け毛予防
*ビタミンC (アスコルビン酸) 細胞、血管の修復強化
*ビタミンP (フラボノイド) 抗酸化作用、免疫強化、中性脂肪の分解、血流に
働きかけ血栓を防いで動脈硬化予防
*カリウム           高血圧予防

*鉄              貧血予防
*脂肪酸            悪玉コレステロールを減らす
*食物繊維           便秘予防、腸内環境改善
*ウィタノリド         抗がん作用 肝臓、腎臓の健康維持、強化

等、健康フリークな皆さんも納得の頼もしい栄養素たちがその小さな粒の中にぎゅっと詰まっているわけですが、中でもウィタノリドは医療の世界でもその効果が注目されている物質なんです。

〈ウィタノリド〉

ゴールデンベリーが神食だと言われている理由のひとつにこの〈ウィタノリド〉の存在があります。
この聞きなれない物質は非常に強力な抗腫瘍、抗酸化、抗炎症作用をもつ自然由来の化学物質なんだそうです。
しかもこの〈ウィタノリド〉は主にゴールデンベリーのようなナス科の植物に含まれるオンリーワン感漂うパワフルな物質なんです。
このウィタノリドに注目して、現在も科学者による抗がん治療に向けての検証は続いており、実際にがん細胞の増殖を抑制し、さらに正常な細胞の老化抑制にも効果があることが実験によって明らかになってきているんです。
今後に期待度大ですね!

こんなすごいパワーを秘めた神の食材ゴールデンベリーが手軽に摂れるならラッキーですよね。
食べ方としてはドライフルーツをヨーグルトなどに入れるのがオススメです。
アレルギー等をお持ちの方は事前にドクターと相談しましょう。

今、日頃の不摂生をこれでチャラにしようと思ってる皆さん! 何事も適量、日々の積み重ねがいちばん大事〜ということで、ゴールデンベリーの恩恵を受けつつ、できるだけヘルシーライフを共に心がけましょう!

 

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