【マインドフルネスが海外で受け入れられた理由とは？】

近年注目を集めている「マインドフルネス」。
GoogleやAppleといったIT企業が積極的に導入したことで、世界的に有名となりました。
その基本となっているのは、「仏教の瞑想法」。

仏教の瞑想法といえば、世界的に知られているのが「禅」。
海外でも「ZEN」という言葉で通用するほどメジャーなものです。
といっても、厳密にいえば禅とマインドフルネスは共通点はありますが同じものではありません。

日本人にとっては、仏教はなじみ深いものであり、特に葬儀と密接に繋がっていることから宗教的なものという認識がありますが、マインドフルネスは大元が仏教だったということは理解されていても、「本質的に宗教とは関係ない」というのが現在の一般的な認識となっています。
これは「マインドフルネスが海外で受け入れられた大きな理由」といえます。

【多民族国家だからこそ生まれたマインドフルネス】

私たち日本人はよくいえば宗教に寛容、悪くいえば宗教についていい加減な民族です。
お葬式は仏教、七五三は神道、結婚式はキリスト教とイベントにあわせて様々な宗教儀式に参加するのが普通になっています。
しかしながら、「世界的にみるとこのような民族は珍しい」のです。

キリスト教におけるカトリックやプロテスタントの対立、イスラム教各宗派の対立などは世界的な紛争の火種になっていますし、そこまで過激ではなかったとしても、自らの宗教を大切に守り、それに従って生活を送っている人が多いのです。

そういう人たちにとって、宗教的な瞑想を取り入れるというのは自らの信仰に反することになってしまいます。
様々な民族が集まって生活しているアメリカのような多民族国家では、このような「思想信条は特に注意する必要があるポイント」です。

そんなアメリカの最先端企業であるGoogleが仏教の瞑想をベースに、最新の脳科学に基づいて開発したのが「Search Inside Yourself」。

2007年に研修プログラムとして行われたこちらがマインドフルネス人気の元となったのです。
宗教的な要素を切り離し、脳科学によって合理的で、どんな信仰を持った人でも受け入れられるようにしたことで、Googleだけでなく、Facebook、Intel、さらにはアメリカ軍までもが採用するほど広まりました。

【ミディアムを助けてくれるマインドフルネス】

マインドフルネスはこのように、どんな人でも、どんな信仰を持っていても取り入れることができるのが大きな特徴ですので、一見すると相容れないように思える「ミディアム」の人たちでも使うことが可能です。

ミディアムとは、日本語にすると「霊媒」。
「目には見えない存在とコミュニケーションを取り、メッセージを受け取る能力を持った人たち」のことです。その能力には先天的なものと後天的なものがありますが、このような能力は時として精神のバランスを崩す可能性も秘めています。

特に先天的な能力としてミディアムの素養をもっている人の場合は、周囲の理解があり、なおかつその能力を育てる方法を知っていないと、他の人とは違うものを見ていることを受け入れられずに不当に自己評価を下げてしまったり、無意味な劣等感に襲われたりするのです。

そこまでいかなかったとしても、他の人には「見えないものを伝えるためには、しっかりとした自分自身の軸を保っている必要」があります。そのために、マインドフルネスは非常に大きな助けとなります。
なぜなら、マインドフルネスの最も大きな特徴は「心を整える」ことにあるからです。

【スピリチュアルな能力もマインドフルネスはアップさせてくれる】

「主観的に物事を判断するのではなく、常にどんな状況でも、どんな感情でも客観的にとらえて受け入れることがマインドフルな状態」です。
そして、そういう状態になることができれば、目には見えない存在からのメッセージもよりクリアに受け入れることが可能になり、なおかつしっかりと客観的にそれを伝えることができるようになります。

どんな宗教や信仰を持っている人でも実践できるマインドフルネスだからこそ、ミディアムはもちろん、様々なスピリチュアルな能力を身につけている人も、「自らの能力を十全に発揮するために使うことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか？

マインドフルネス自体は非常にシンプルなものですので、自らの能力をより良くしたいと考えている方は、実践してみて下さいね。

Reason why mindfulness was accepted abroad.
Mindfulness helps medium capacity.

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