癌という病を風邪と同じにする私の方法 ~ 期待は不安に変わる ~

— 代替治療と食事療法 —

こんにちは!
mikaです。

乳癌になり、積極的治療をしない理由は本やブログに書きましたが、私は代替治療も食事療法もしていません。

もちろん神にも祈らないし、願かけもしません。

なぜそれらをしないかというと……。

気持ちがしんどくなるから。

お祈りと願かけは、シンプルに信じてないからです(笑)

この病気の選択をしてから色々な方から「あれがいい」「これがいい」「こうした方がいい」というアドバイスや情報をたくさん頂きました。

自分では知り得ないことをたくさん教えて頂きました。

送って頂いた書類には全て目を通し、添えてくださった品物があればちゃんと使わせてもらいました。

ただ……

今までそれらを自らとり入れたことも、これからとり入れることもありません。

ですが、それらのみなさんの温かい気持ちはちゃんと私の中におさまっています。

 

— 期待する気持ち —

代替治療や食事療法、これからを始めると人はどうしても「期待する結果」を持つ事になるでしょう。

結果が出なければ落ち込み、出れば喜ぶけど、今度はそれが持続するのか不安になる。

結局、それは癌が完治しても気持ちの中ではずっと続きます。

生きる希望を持つ事は決して悪いことではありません。

家族のため、自分のために希望を捨てずになんでも挑戦していくことは勇気があり、素晴らしいと思います。

けど、やはりその結果に一喜一憂してしまうでしょう。

それは、癌という病気に家族と自分の気持ちが振り回されるということ

常に病気を見つめ、それに時間を使うということ

それらに私は苦痛を感じるだろうと思いました。

 

— 今、どう生きているか —

そういうものをとり入れず、私は「生きたい」ということを意識しないようにしています。

すると、目に見える色んなものから気持ちが離れました。

そして、目に見えない気持ちも……

たとえば、子供への気持ち

就職で家を出て以来、ほぼ顔を見てませんが、たとえこのまま子供の顔を見ることなく自分が死んだとしても、それを寂しいとは感じません。

なぜなら、それは子供が立派に自立できたということだから。
これ以上の親孝行はないと思えます。

たとえば、夫への気持ち

たとえ今、夫が私から去って行っても、もし私を思い出してくれることがあるなら、それは「生きている私」になるでしょう。
これはすごく嬉しいです。

たとえば、買った家への気持ち

たとえ住んでいる家をなくそうとも、自分がなくなるわけでないでしょう。
今まで生きてきた知恵があればなんとかなるもの。
特にここは日本ですもんね(笑)

こうして、色んなものに対して思い入れをなくすと癌という病気は私にとって風邪となんら変わらず、特に何もしなくても不安にはなりません。

しかし「生きたいこと」を意識しないからと言って、「死」に急いでるわけでも「死」に憧れてるということでもありません。

ただ、癌でなくても死ぬことがある先のことを必死に考えて生きるより、今をそのままに生きる方がずっとラクで楽しいのでないかと。

そのためには、代替療法も食事療法も私にとっては無用でした。

人生の考え方はみなそれぞれです。

なので、私がラクな方法が誰にでも当てはまるわけではありません。

ですが、もし

あなたが病気になった時、代替療法や食事療法をとり入れるなら、過度な期待はせず、それを気持ちの安定剤のようにするのであれば、気持ちはしんどくならないのではないかと思います。

病気でなくとも、世の中の色んなことを意識し過ぎず、なんでもかんでも期待を膨らますことをやめれば、自分の気持ちは軽くなり、もっともっと生きやすくなるかもしれないですよ。

 

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