【ナポレオンの凋落を予言したマドモアゼル・ルノルマン】

2014年、鏡リュウジさんが著書『秘密のルノルマン・オラクル』（夜間飛行）で紹介したことから日本でも一躍注目された「ルノルマン・カード」。
カード名の「ルノルマン」とは、18世紀のフランスで一世を風靡した人気占い師、マドモアゼル・ルノルマン（マリー・アン・アデレード・ルノルマン 1772-1843）のこと。

マドモアゼル・ルノルマンは、若い頃より神秘的な能力を発揮した占い師でしたが、当時タロット・カードはとても高価で手にできなかったため、ルノルマンはトランプで代用した独自の占いを始めました。
ルノルマン・カードにオリジナルの絵柄とトランプ柄が描かれているのは、その名残と言われています。

絵柄が導くキーワードと数字が象徴する数秘術などを組み合わせることで、ナポレオンの凋落を言い当てたほか数々の予言を的中させ、高いリーディング能力を発揮したマドモアゼル・ルノルマンは、あまりに正確な近未来予知までもができたため、まるで魔女狩りに合うかのように何度も投獄されますが、命にまで危険が及ぶことは、生涯ありませんでした。
このように、神にも護られたマドモアゼル・ルノルマンの神秘力が宿ったカード、それがルノルマン・カードなのです。

【ルノルマン・カードとタロット・カードの大きな違いとは？】

多くのカードリーダーたちが指摘している、「ルノルマン・カードとタロット・カードの大きな違い」についての意見をご紹介しましょう。

１） 抽象性のタロットVS具象性のルノルマン
多くの方が指摘しているのは、タロットは抽象的な暗示をするので、解釈がむずかしい。一方で、ルノルマンは具体的なキーワードが提示されるので、解釈が容易になっている、というものです。

２） 複雑なタロットVSシンプルなルノルマン
例えばタロットには「逆位置」「正位置」など、1枚のカードも置かれた状態で意味合いが変わります。その点でルノルマンには逆位置などはなく、シンプルでわかりやすいという意見も多くあるようです。

３） セルフ占いに不向きなタロットVSセルフ占いOKのルノルマン
タロットはせっかくマスターしても、自分を占うことには適していないそうです。その点でルノルマンの場合は、自分自身のことを客観的に占うことができるツールなのだそうです。

４）潜在意識を可視化させるタロットVS現実・未来を可視化させるルノルマン

タロットは、対象者の心理状態や潜在意識を可視化するのに適したツールと言われています。
対してルノルマンは、「現実や近未来の描写が得意なカード」と言われています。
その特性を生かせば、現在抱えている問題解決や、これからの計画や未来を創造することなどに大いに役立つと言われています。

こうしたルノルマン・カードとの相性を深めれば、マドモアゼル・ルノルマンの神秘力の恩恵によって、自分の理想とする未来創造のためのアドバイスをもらったり、近未来の姿さえも見通す力を得られるかもしれません。
ぜひ、ルノルマン・カードについて深く学んでみてはいかがでしょうか？

☆彡ルノルマン・カードを幼少期より使いこなし、その神秘性を熟知するという、
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