神さまとは何か第4回 三浦春馬さんと八代目市川団十郎 —— 心を持っていかれないように 前編

神さま

こんにちは。マユリです。

三浦春馬さんの訃報びっくりしました。
ご冥福をお祈りするとともに、スピリチュアルの観点から少しお話しさせていただきます。

三浦春馬さんの訃報に接して、よく似たストーリーが江戸時代にもあったことを思い出しました。
誰もが認める美男で、人柄もよくみなに愛され、役者としても人気絶頂! の折、謎の自死をとげた八代目市川団十郎です。

平成令和の団十郎と混同しないでくださいね。
八代目は、1823年10月5日生~1854年9月27日没の江戸は幕末の役者さんです。

この方の人気はすさまじかったようで、彼が浸かった水が美顔水として飛ぶように売れ(現在の価格で3000円ほどだったらしいです汗)人気絶頂、まさか自殺するとは誰も夢にも思はなかったようです。

1954年、大阪公演の折、初日に旅館の一室で喉を突いた姿で発見され、享年32歳。自殺の原因はあれこれ詮索されたけれども、けっきょくは分からずじまい……でした。

神さま

(助六・市川団十郎/画像提供・ウィキペディア)

 

神さまと契約した八代目

さて、この八代目自死事件で、ちょっと気になることがあります。

亡くなる数年前、 蔵前の成田不動まで、精進・茶断ちをして日参(毎日祈願に通う) していたのです。

「市川家といえば成田屋。先祖代々成田山新勝寺に深く帰依していたんだから、あたりまえじゃない?」

いえいえ 家が帰依しているのと、本人が自発的に祈願するのは重みが違います。

神様にお願いする方法第1回に登場した「商売繁盛を祈願した明治の商家の若奥様」も、 「100日間、途中で会う人とは一切口を利かず日参すれば願いが叶う」 という作法に従って祈願していました。 いわゆる願掛けです。これは、西洋流に言えば契約にあたります。

神さまにお願いする方法第1回
https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12608913430.html

 

家系の問題と、本人の自発的な契約では重みが違う

神さま

マユリのサイキックリーディングでは、家系のリーディングもするのですが、確かに 先祖代々同じ霊体がいる家系 というのがあります。

憑いている霊体は、先祖に恨みをもっている霊体であったり、狐や妖怪であったり、神霊であったりいろいろです。

また、憑き方も、血筋全員に憑くものから、男性のみ、女性のみ、長男のみ、嫡子のみ、末子のみなど、いろいろなパターンがあります。面白いことに、何代かさかのぼると必ずパターンがみられ、アトランダムに憑いたり憑かなかったりすることは通常ありません。

それはそれで影響は受けているのですが、所詮は先祖の問題、今世の自分自身の因(いん)ではありません。

ところが、精進茶断ちをして毎日祈願に通うとなると……これはもう家系の問題ではなく、 その方個人の因(因果応報の因です)になります。

マユリのお客様にも「誰かに勝手に印(シンボル)を切られているのではないか?」と心配する人がいますが、それで影響されることはあっても、契約したことにはなりません。

契約とは、自らが「何だかの行為または儀式」をおこなって、「神または魔物に祈願をする」ことで、これはいったん行うと簡単に解除することはできません。誰かにされるのと重みが違うのです。

「くれぐれも、軽い気持ちで祈願しないように」 気を付けてくださいね。

 

後半に続く

 

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https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12611490788.html
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