神々の履歴書第7回―神様に合う合わないはあるのか? 大神神社と九頭竜神社「神々の戦い」

クライアントの女性は、この生き埋めにされた人々に祟られて、急性憑依の症状を呈していたのでした。実際、彼女のオーラには30匹近い蛇(怨霊)が憑いており、石をおいて出ていってもらうと、寒気が止まり体も軽くなって、体調が回復しました。

それにしても、一緒に行った彼女の夫は、なんともありません。というか、多くの方が大神大社を訪れていますが、何もなく帰ってきています。

なぜ、彼女だけ祟られてしまったのでしょうか?

 

「大和朝廷憎し!」大和朝廷側の人は祟られる

この女性は、住まいは奈良市でしたが、伊勢神宮のすぐそばに別荘をお持ちで、よくお参りされていました。つまり、生き埋めにされた白蛇たち(怨霊)からすると、この方は、「憎き大和朝廷の匂いのする存在」だったのです。

伊勢は言うまでもなく、大和朝廷の皇祖神をお祭りしているところです。白蛇たちからすると、敵の神様です。敵の神さまがついた人がやってきたのですから、さぞや色めき立ったことでしょう。

神社で、真剣にお参りをしたリ、祈祷や祈願、神札やお守りをいただくと、その神様がオーラの中にやってきます。

この方のオーラの中には、伊勢の神様をはじめ、大和朝廷系の神様が複数いたので、それが白蛇たちを刺激したのです。その上、この方は、霊媒体質で貰いやすい体質だったので、急性憑依症状でひっくりかえってしまったのでした。

 

「荒ぶる神々を根絶せよ!」―橿原神宮に行くと体調不良になる人

この方と、真逆の方が来られたこともあります。大神大社の近くにお住いの方で、「橿原神宮に行くと、気分が悪くなって頭痛がするので、お守りの石が欲しい」と、来られたのです。

橿原神宮は、神武天皇が即位した宮であり、神武天皇その人が祀られている神宮です。(と同時に、多くのカバラの大天使たちも祀られています。)そう!この方は、大和朝廷系の神社にいくと、体調不良になってしまうのです。

大神神社にいって祟られた女性と、まさに逆パターンなのです。

この方は、伊勢神宮も京都も苦手です。本人が言うには「伊勢は何だか嫌な気がして行く気がしない、京都に行くと体調が悪くなる」とかで……確かに、平安京は、桓武天皇が古代のカバラ(ユダヤ)の伝統にのっとって作った都ですし、ユダヤ系の神社も多いのですが……あまりにわかりやすい方で、びっくりしてしまいました。

誤解のないようにいっておきますが、この方は、神社自体は好きで、自宅には神棚も祀っており(もちろん大和朝廷系ではありませんが)、決してすべての神社を嫌っているわけではありません。

 

大神神社が大好きな人、芦ノ湖で祟られる!?

他にも、大神神社が大好きな方で、大変な経験をされた方がいました。

「体が鉛の様にだるくて起きられなくって、仕事も2か月も休職している状態なんです。病院で検査しても異常なしで、心療内科も紹介されたんだすけど、薬を大量にだされるだけで……もうどうしていいか分からなくって……」この方は勤続30年の大変まじめな方で、2か月休職とはただならぬ状態です。

みたところ、やはり大量の蛇(怨霊)がオーラの中に憑いていました。どこかたくさんの人が無念の最後と遂げたところに行かれたのでしょうか……

「異変が起きたころ、どこかに行っていませんか?」
「関東の親戚と一緒に、箱根を旅行しました。旅行から帰ってきて、朝起きようとしたら、ドーンと重くって起きられなくて、それが始まりです……」

行ったところをリストアップしてもらったところ、憑かれたのは芦ノ湖でした。

「芦ノ湖って? 大勢の人がいく行楽地でしょう?」
「ええ、でも、なんか神社ありましたよ。船でないといけない神社。九頭竜神社だっけ?そこにいるとき、なんだかしんどかったんです……」

調べてみると、芦ノ湖には、昔、湖に住む毒竜に、若い娘を生贄として捧げる風習があり、その毒竜を封印して、九頭竜大明神として祀ったのが九頭竜神社とありました。こういう由来から、今でも、芦ノ湖の湖水祭では、生贄のかわりに赤飯を湖水に捧げているとのことでした。

なるほど、芦ノ湖には多くの怨霊が眠っていて、この方はそれをもらってしまったわけですね……

でも、ちょっとまってください! この方は、大神神社が大好きで、頻繁に行っていますが、なんともありません。あそこも怨霊がわんさかいるのにです!

この違いはなんでしょうか?