新・神々の履歴書 —— 日本の神様の起源④ 日本に伝わったカバラの大天使 —— 明智光秀と青き龍ルシファー

「何でも願いを叶えてくれる南蛮渡来の神」

光秀は、彼の守護神・青龍が、南蛮人に授けられた「霊験あらたかな南蛮渡来の神」と同じものだと、わかっていたのでしょうか?

それはわかりません。が、少なくとも、あえてルシファーのいる天王山の近辺に陣を張ったのは、偶然ではないように思います。

経験的に、本人はわかってなくても、人は自分に憑いているのと同じ霊体のいるところに、自然に引き寄せられます。ルシファーの契約印のある光秀が、ルシファーの丘天王山に、呼ばれたのは当然かもしれません。

「え? ルシファーがいっぱいいるのですか?」なるほど……

スーパーコンピューターと、各々のパソコンやスマホの画面をイメージしてください。本体は1つでも、インターネットで接続すれば、同時に世界中に映像があらわれますよね。それと同じようなものと思ってください。ちょっと違うのは、霊体では、それぞれの映像が、実体のあるものとして、各々が個性をもって動きます。

彼らは3次元の存在ではないのです。

 

光秀の青龍ルシファー・秀吉の赤龍サミュエル

光秀は、「なんでも願いを叶えてくれる」守護神と共に戦いに挑んだのに、なぜ秀吉に負けてしまったのでしょうか?

秀吉の方が強かったから……まあ、それはそうなんですが……(笑)

当然、光秀にルシファーがいるように、秀吉にも守護神がいました。
秀吉の守護神は、カバラの大天使=赤き龍・サミュエルです。

ルシファーとサミュエルではパワーが違いすぎます。大関と前頭というか……大天使サミュエルこそは、破壊と創造を司る巨大なるレッドドラゴンなのです。

秀吉が城を築いた伏見桃山城は、サミュエルの丘です。そして、安土桃山城もサミュエルの丘です。秀吉には敬愛する主君・信長と同じシジルがあるのです。

 

朱雀の池・巨椋池は巨大な召喚の泉?

桃山城は、巨椋池の東岸、天王山は西岸です。

巨椋池とは、かつて平安京の南に広がっていた広大な湖です。朝廷は、巨椋池を都を守護する四神、朱雀に見立てて、平安京をつくりました。

大和朝廷は、この池から、様々な大天使を召喚して、周辺の丘に配置したのかもしれません。巨椋池はさながら巨大な召喚の泉といえるでしょうか……

今、6月の大阪北部地震以来、大阪北部(天王山)と京都南部(男山)……この地域で地震が群発しています。

地の底から、これ以上、何も出てこないように願うばかりです。

 

明智の百日天下は、魔術の典型

光秀、信長、秀吉―複数の戦国大名たちが、カバラに関係していたようです。
毎日が生死をかけた戦い、修羅を生きる彼らにとって、カバラの魔術は大変魅力的だったのでしょう。

魔術は、願いが叶っても、その後、見返りを支払わされることがあります。最悪の場合は、命をもっていかれます。本能寺の変が成功して、天王山で死んだ光秀も、その轍を踏んだのかもしれません。

戦国時代は殺戮が日常茶飯事だった時代ですから、今更そんなことを気にする是非もなかったでしょう。

でも、平和な今の時代に、あえて危険な魔術に手を出す必要があるでしょうか。
出世や、お金、愛を得るためや、自分の夢を叶えるために……

秀吉も、信長も、契約魔術に関わりました。信長は頓死し、秀吉は、長生きはしましたが、晩年は切れやすく認知症気味だったといわれています。そして、彼の死後、豊臣家は滅亡しました。秀吉の例は、ダキニ天と契約して天下を取ったといわれる平清盛と似ているかもしれません。

唯一、徳川家康は、契約魔術には関わっていません。その、家康が開いた江戸幕府が、250年の長きにわたって続いたことは、象徴的だったかもしれません。

もちろん、すべて神々を否定するわけではありません。

「神は自ら助けるものを助ける」といいます。超自然的な存在に、ただ奇跡を求めるのではなく、澄んだまっすぐな心で、日々の努力を積み重ねるところに、自然と神々の加護があるのではないでしょうか。

マユリ

 

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