新・神々の履歴書 —— 日本の神様の起源④ 日本に伝わったカバラの大天使 —— 明智光秀と青き龍ルシファー

この話は、「日本に伝わったカバラの大天使―青き龍大天使ルシファー」の続きです。

 

青き龍ルシファーは古墳時代の始め、三世紀に召喚された

リーディングすると、天王山の青き龍ルシファーは、3世紀ごろ召喚されたようです。3世紀といえば、古墳時代が始まるころです。

私は、天王山には行ったことはありませんが、極東ロシアで、召喚の跡地をみたことがあります。そこには、小さいストーンサークルのような魔方陣、川と湧き水(天然の泉を四角く仕切って井戸のようにしていました)、小高い丘(山)があり、今でも山上には大天使メタトロンが舞っていました。

古代オリエントの伝統では、湧き水は地下世界と繋がっており、黄泉の国や魔界から神々や魔物を召喚するときに、泉や井戸を使いました。トルコのカッパドキア、エジプトのオシリスシャフト、マルタの地下神殿も、かつての召喚魔術の跡地です。

天王山の近くには淀川が流れています。おそらく召喚の湧き水もあるはずです。もっとも、そのあたりは昔と地形が全く変わっているので、幸いなことに、今はもうないかもしれません。

 

淀川を挟んだ対岸・男山は、大天使=龍の巣

召喚されたのはルシファーだけではありません。

淀川をはさんで、天王山の対岸に、男山という小山があります。男山には、大天使ザドキエルがいます。

ザドキエルのすぐそばには、赤い龍カマエルが飛んでいます。男山というからには、かつては女山もあったかもしれません。そこには、大天使ハニエルが祀られていたのでしょうか。ザドキエルとカマエルとハニエルはよく一緒にみかけるので、彼らは眷属なのでしょう。

青き龍ルシファーもいるので、さながら男山は大天使の山のようです。

天王山も男山も、飛鳥の三輪山のように、平地の中に小山があり、神様を下ろす神奈備(カンナビ)にはもってこいです。大和朝廷は、このあたりの小山に次々に大天使を召喚したようです。

男山といえば、石清水八幡宮が遷座されていることで有名ですが、(平安時代頭に勧請されました。)八幡神もカバラ系の神様なので、ザドキエルが祀られている丘に勧請されたのは、決して偶然ではありません。朝廷はすべてを知っていて、ザドキエルの丘に八幡神を勧請したのです。

天王山と男山は川を挟んで両岸にあるので、これらの大天使群は、同じ泉から召喚されたのかもしれません。

 

明智光秀の守護神、青龍・ルシファー

天王山といえば、明智と豊臣の天下分け目の決戦で有名ですが、では、明智光秀はなぜここに陣をはったのでしょうか?

正確に言うと、光秀が陣を張ったのは、天王山近くの恵解山古墳といわれています。

恵解山古墳にもルシファーがいますが、ここのルシファーは3世紀ではなく16世紀に召喚されたようです。恐らく光秀が陣を張るときに、守り神として勧請したのでしょう。

明智光秀にはルシファーシジル=ルシファーの契約印があります。意外なことに、彼が契約したのは1559年で、信長に仕官する以前のことです。

誤解のないように言っておきますが、織田信長、豊臣秀吉にルシファーシジルはありません。ちなみに、斉藤道三にはあります。

 

日本に渡来した、ユダヤ系南蛮人

光秀に、ルシファーとの契約を授けたのは、いったい誰でしょうか?

3世紀に大和朝廷がもたらした魔術が、1200年の時を得て戦国時代まで伝わっていたかどうかは疑問です。

神々の履歴書第2回「大和朝廷とオシリス神話」にでてくる阪上田村麻呂の怨霊封じの魔術のように、伝わってはいたでしょうが、通常そういったことは秘儀中の秘儀として伏せられるので、一般には開示されません。

田村麻呂は、朝廷の征夷大将軍だからこそ知っていたのです。

龍は一度召喚されると、ほっておいてもそのまま居続けますが、契約の方法は、誰かがそのやり方を伝えないと、途切れてしまいます。

一般人の光秀にシジルを授けたのは、当時頻繁に日本に往来していた、ユダヤ系南蛮人ではないでしょうか。

15世紀の末、彼らの故郷イベリア半島では、ユダヤ教徒追放令が発布され、多くのユダヤ人が母国を離れました。その中には、マカオに移住した者や、宗旨替えしてイエスズ会に入信したものもいたのです。

もし、彼らの中に、サイキック能力があるものがいたら、東洋の果てのジパングに、彼らが故郷で密かに信仰する大天使や民族の始祖たちが祀られていることに、大変驚愕したことでしょう。