キリスト教の堕天使(悪魔)は、カバラでは大天使
ルシファーに対する解釈は、キリスト教とカバラでは真逆、一方が悪魔なら一方は大天使です。イスラム教と孔雀天使(マラク・ターウース)の関係に、似ているかもしれません。
少し前に、IS(イスラミックステート)というイスラム系過激派が、シリアのヤズディー教徒を虐待したことを覚えていますか。かれらが信じる孔雀天使は一種の堕天使なので(ヤズディーでは、堕天した後、天界に復帰したというようです)イスラムからすると、悪魔崇拝者にみえるのです。
この関係は、キリスト教とカバラの関係と似ています。
キリスト教文化の西洋では、カバラは一種の黒魔術とみなされていますが、非キリスト教圏の日本ではどうでしょうか?
黒魔術の大衆化 — 日本に広がるルシファー
実は、日本でもルシファーシジルはよくみかけます。21世紀になってから、特に東日本大震災のあと、2012年以降、頻繁にみかけるようになりました。
元々は、西洋帰りの人や、起業家や芸術家のような特殊な方にみかけたのですが、2012年以降、ごく普通の方にも見かけるようになりました。
ミレニアムにはいって、セレブ志向から、恋愛や開業などの庶民のささやかな欲望にも対応すべく、大衆化路線に方向転換したのでしょうか……
マユリのところに来られるクライアントさんにも、このシジルがある方をよくみかけます。もちろん、ほとんどの方は、自分にそんなシジルがある事を自覚していません。知らない間に、召喚されているか、そうとは知らずに契約しているのです。
どんなところで、シジルが憑いたのかみたところ、スピリチュアル系ワークだけでなく、マネー講座や、起業家塾、開業講座、引き寄せ講座、婚活コーチングなど、一見スピリチュアルと直接関係ないところでも、結構もらってきていました。
日本で売られているアロマやパワーストーン、スピリチュアルグッズにも、猫の置物同様、ルシファー入りのものが、結構あります。
考えてみれば、お金の神様ですから、マネー講座や、起業家塾にはぴったりです。
好きな人を手に入れたり、お金を引き寄せたり……要するに、彼の職能は「人の欲望を叶えること」なので、「お願いしたことはなんでも叶えてくれる」福の神のような存在なのです。
アップル創始者、スティーブン・ジョブスとルシファー
こういうと「そんなありがたい神様、ばん万歳じゃない!」と思われるかもしれません。
よく効く薬が、しばしば副作用に注意しなければならないように、あまりに簡単に叶うものも、副作用に要注意です。
マユリのサイキックリーディング講座では、生徒さんが興味を持っている芸能人や有名人を遠隔リーディングする練習をします。(エネルギーにもプライバシーがあるので、一般人を講座でリーディングすることはありません。)
ある生徒さんの要望でアップル創始者のスティーブン・ジョブスをみたことがあります。
有名人とはいえ存命中のかたについてあれこれいうのはどうかとおもうので、すでに故人となった方について、お話ししましょう。
なんでも、「アップル社のロゴ=かじられたリンゴ」が論議をかもしているので・・みてみたいとのことでした。
「アダムとイブがエデンの園のリンゴを食べて、人類は知恵をえた」のですから、知恵を貴ぶIT企業が、その逸話を連想するリンゴをロゴにすること自体は、理に適っていて、それだけで悪魔主義者よばわりされるのは極論のように思います。
だいたい、ジョブスは、禅や仏教にはまっていたのではなかったかしら?それで、なんでカバラ?……と思ったのですが、
ルシファーシジルに関しては、2001年10月ごろ、現れていました。
おそらく、そのころ、業績が低迷していて巻き返そうとしたのか、何か新しい事業に着手しようとしていたのではないでしょうか?そういう時、西洋人は、ルシファーに頼ります。
ただ、気になるのは、2003年に、癌を発症していることです。というのも、他にも、契約した後、願ったことは叶ったが、その後、病気になったり事故に巻き込まれた方を、複数見たことがあるのです。
もちろん、偶然かもしれません。たしかに……統計化するには、絶対数が足りません。ですが、たんなる偶然で済ますには、複数そういうケースがあるのです。
前に、一度「神様に子宝をねがって、子宮癌になった方」のお話をブログアップしたこともありましたので、参考のためにお目通しくださいね。
https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12342706964.html
願いが叶う見返りを、覚悟しなければならない
よく悪魔と契約すると、死んだあと地獄に落ちるとか、魂をもっていかれるとかいいます。
その真偽のほどは、死んだ後でないとわからないかもしれません。
ただ、このことは覚えておいてください。
あなたの願いは、特別な霊的な力を借りてまで、そんなリスクをおかしてまで、叶えなければならないものなのでしょうか?
何かにお願いをして、叶えてもらうことは、ある意味、この世の因果律=自然界の摂理を破る行為です。物事には原因と結果があるのです。そこを超越して一足飛びに結果を求めると、エネルギー的なきしみが発生することを、覚えておく必要があります。
無理の度合いは個人差がありますが、生身の人間にとっては、時としては命取りになるような、大変な負担になることを覚えておいてください。
そして、もう一度「自分の欲望」について、見つめてみることも必要です。
好きな人に振り向いてほしい、結婚がしたい、もっとお金が欲しい、成功したいと思うことは、別に悪いことではありません。目標をもって前向きに生きてくこと自体は素晴らしいことです。
ただ、人間の欲望は、時として際限がありません。もし70億の人が、すべて自分の欲望を叶えたら地球はたちまちパンクしてしまいます。残念ながら、地球のキャパには際限があるのです。
もっと愛を! もっとお金を! もっと豊かさを!——なるほど、でもそれは、本当に心底、貴方自身の望みですか? マスコミや誰かに吹き込まれたものではありませんか? もう一度自分に問うてみてください。
あなたは、本当は何がしたくて、この世に生まれてきたのでしょうか?
貴方は、生きて存在する喜び自体を味わうために、この世にやってきたのです。
どうか、本質を見失わないように……真実の幸せをみつけてくださいね。
なんでも叶えてくれる神様②「戦国大名とルシファー」に続く
マユリ
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