神々の履歴書17回 旧約聖書と京都の神々 八坂神社と出エジプト記「青銅の蛇 ネフシュタン」

青銅の蛇 ネフシュタン

青銅のヘビとは、エジプトを出発したユダヤの民が、毒蛇に困っていた時、青銅の蛇が巻き付いた杖をかざせば、たちまちにして毒が癒されたといわれる伝説の聖具です。

「この話が、その杖と何の関係があるの?」と思われるかもしれません。

「磔にされた男性」というのは、あくまでも、クライアントさんのビジョンです。この方は、まるで映画のようにビジョンをみますが、私は目を開けてセッションをしているので、同じようにリアルな光景がみえているわけではありません。

わたしには、磔にされた男は、十字架に巻き付く蛇のようにみえていました。その姿が、図柄で見た青銅のヘビにそっくりだったのです。

蛇のように……といっても、爬虫類の蛇でもなければ、蛇神様でもありません。長細くなった火の玉のような形といいましょうか。火の玉の形を長細く引き伸ばすと、蛇のような形になります。丸くて短いのも、長細いものも、個体差がありますが、死者の魂は、概してヘビのような形をしているのです。

人が本能的に蛇を恐れるのは、その動物が死者の魂の形に似ているからかもしれません。

青銅の蛇=ネフシュタン、ギリシア風に言うと、アスクレピオスの杖は、「杖に人の魂がまきついたもの」とそっくりなのです。

 

より強い霊体は、弱い霊体を追い払う

なぜ、この式神付きの杖が、毒蛇にかまれた人々を救ったのでしょうか?

除霊の仕方の中に、強い霊体にお願いして、弱い霊体を追い払ってもらうやり方があります。人間でいえば、「チンピラに絡まれたので、その筋の方に追い払ってもらう」みたいな感じでしょうか。

凄まじい怨霊や、パワフルな魔物をよんでくると、そこいらの幽霊ぐらい軽く追い払ってくれます。「すごい!」ってことになるのですが、問題は、幽霊が去って、代わりに怨霊や魔物が憑くことです。

平たく言えば、チンピラ去って、その筋の方と関係ができてしまうってところでしょうか。

それでは、事態はますますややこしくなるので、マユリが除霊をするときは、神仏に頼まず、石のパワーで払います。霊体は、石の波動を大変怖がるので、高波動のパワフルな石をもてば、逃げていきます。この話は、話すと長くなりますから、また別の機会にいたしましょう。

 

八坂神社は疫病を払う神様

本当に動物の毒蛇にかまれたら、青銅の蛇で治るかどうかは微妙ですが(さっさと血清を打つべきでしょう)、毒蛇が悪霊の比喩ならば、悪霊に憑かれた人々なら、より強い霊体は弱い霊体を駆逐するので、青銅の蛇で払うこともできるでしょう。

古代人は、これは霊障、これはウイルス……などと区別したはずもないので、扱う病気のいくつかは、治ったのではないかと思います。

そういえば、八坂神社は、もともと平安京に流行った疫病を払う神様でした。
なるほど、この青銅の蛇ならば、疫神も払えそうです。

実際に、青銅製でできた蛇の作り物があったのかもしれませんが、その中には磔にされた男の魂が入れられていたはずです。

八坂神社の謎の神・蛇毒気神(だどくけのかみ)

日本の神社はたいてい何柱の神々が並祀されています。ではこの青銅の杖は、八坂神社では何と呼ばれているのでしょうか。サイトを見ると、もっともらしいものがありました。蛇毒気神=毒気を払う蛇の神様、そのままじゃないですか。

それにしても、日本に青銅の蛇がつたわっているとは、驚きです。八坂神社を建立した秦氏は、中央アジアから中国を経てわたってきたユダヤ人ともいわれているので、そのせいかもしれません。

旧約聖書に関連する方々が祀られている神社は、他にもたくさんあります。京都にも、京都以外にもあります。これらは別に秦氏と格別関係があるわけではないですが、旧約聖書のビジョンが現れるのです。

このお話は、約10年前に体験したことですが、キリスト教徒のお客様が気を悪くされてはいけないので、今まで口外いたしませんでした。このビジョンが、日本の古代史や古代宗教の成り立ちを知るうえで、何かのお役に立てれば幸いです。

マユリ

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