神々の履歴書14回 ③日本の召喚の泉とオシリスの地下神殿(シャフト)

小山がピラミッド、泉がオシリスシャフト、弁天様がイシスです。そして井戸の中から、冥界の住人がやってくるのです。

こんにちは。マユリです。さあ、今日は、神々と私たちの日常生活はどう関わっているのかというお話です。

数千年前のエジプトやメソポタミアの神々の話は、夢とロマンのファンタジーと思っていませんか? いえいえ、神々はしっかりと日本に伝わって我々の日常に関わっているのです。

「おいおい、赤い糸の起源はエジプトって、あの続きはどうなったの?」そうでしたね! そこから始めましょう。

前々回、カッパドキアの地下神殿に現れた牛頭人身のメソポタミアの神さまは、手に、赤い糸で多くの死者の魂を結んでおり、それを式神のように使役していました。

この赤い糸はどこから来たのか? その答えは、同じ方の別の前世にでてきました。

 

強く反省しない限り、人は、同じような転生を繰り返す

エジプトの前世でも、彼女は神官見習いでした。カッパドキアでも、イシュタルの修行僧、エジプトでも修行僧—この方に限らず、何度生まれ変わっても同じような人生を歩むことはよくあります。本人が、「もうこんなことはやめよう!」と強く思わない限り、同じような転生を繰り返すのです。

経験上、霊媒体質で悩まれている方は、過去世で魔術に関わった方が多いように思います。一度関わると、転生しても魔物は追いかけてきます。そのお話は「神々の履歴書第10回前世の呪詛の報いで結婚できない人」でもお話ししました。くれぐれも、軽々しく魔術に関わることは慎んでくださいね。

さて、それは、どこかの地下神殿でした。近くにピラミッドが見えます。地下神殿の中は、水が湧いていて、湧き水に「杖」をたくさんひたしています。こうすると、杖が魔力を得るそうです……。

死者の魂を式神(使い魔)として使役する方法は当時のエジプトにすでにありました。問題は、何度か使うと魂が胡散霧散してしまい使えなくなることでした。そこで、ある神官が、呪術者と魂を赤い糸で結ぶ技を考え出し、おかげで繰り返し式神を使役できるようになったというのです。死者の血に染めた赤い糸を、結ぶ儀式をしていました。

なんとも不気味なビジョンなのですが、それはともかく、この地下神殿はどこなのでしょうか? カッパドキアのように、答えてくれません……。

「エジプトに水の湧く地下神殿?」「しかもピラミッドが見えるところ?」

自分の考古学の知識のなさをなげいていると、答えはテレビからやってきました。

それは、地下3層の地下神殿で、2階が儀式の間、3階は水が湧いていて、水の中には大きな石の棺桶がありました。棺桶の後ろにはイシュタルではなく、イシスの像……かなりビジョンと似通っています……その上、近くにピラミッドもあります。

それはオシリスシャフトと呼ばれていました。

 

エジプトの地下神殿—オシリスシャフト 召喚と復活の儀式

オシリスシャフトは、ギザのピラミッド付近にある地下神殿で、20世紀に発見されましたが、本格的調査は2000年から始まったとのことでした。

その時テレビでみたピラミッド周辺は、まるで湿地帯で、水の上に板をわたして観光客が歩いていました。地下水がどんどん湧き出てきて、このままではスフィンクスは倒壊してしまう危険性もあるとのことで……なんと、日本のポンプでその水を汲みだしているというのです。

遺跡は、何かを封印していることがあります。数千年の間、砂に埋もれていたオシリスシャフトを発掘することは、果たしてどうでしょうか? あのビジョンを見た後では、正直、寝る子を起こさないか心配です。

このエジプトの地下神殿も、召喚の儀式が行われていたことは、間違ありません。それ以外にも、復活の儀式も行われていたかもしれません。

というのも、他の方のビジョンで、神官によって、仮死状態の男性が棺桶に入れられて水の中に沈められるところを見たことがあります。水の中には人魚がみえました。人魚は冥界からのお使いです。そのビジョンの中で、男は復活を遂げました。文字通り、黄泉(よみ)から帰ってきたのです。物理的に考えて、そんなことをしたら溺死すると思うのですが……不思議なビジョンでした。

あのビジョンも、オシリスシャフトと思えば、合点がいきます。

 

マルタ島の地下神殿

同じ時期に同じようなお客様が来られることはよくあります。

そのころ、「あるCDを買って、寝る前に毎日のように聞いていたけれども、聞いた翌朝は、すごくだるくって変なので、エネルギーを見てほしい。」という方が来られました。

CDは、演奏する人のエネルギーだけでなく、録画した場所の波動も移してしまうことがあり、CDから憑依されてこられた方は結構いらっしゃいます。

それはマルタ島の地下神殿で録音されたCDで、強烈なマイナス波動を放っていました。
その地下神殿も、オシリスシャフト同様、地下3層の神殿で、2階が儀式の間で、生贄の儀式などいろいろ行われていたらしく、地下3階は同じく水でした。