神々の履歴書第10回 人を呪わば穴二つ— 前世の因果で結婚できない人

くれぐれも、人を呪ったり、遊び半分で、呪詛まがいのことをしないようにしてくださいね。

好きと嫌いは同じこと—念を込めると呪詛神が発動する

さて、彼との結婚をためらっている彼女は、「しばらく距離を置きたいと」メールをおくりました。
そうしたところ、かつてないほどの、しんどさが襲ってきて、彼女は寝込んでしまいました。

リーディングすると、彼の龍がやってきています。何でこんなことになったのでしょうか?

呪詛の場合、呪殺する相手に念を定めます。この念を定めるという行為が、恋愛の状態と似ているのです。
誰かを憎い時も「あいつめあいつめ」と、その人のことを強く思います。誰かが好きな時も、「彼女が好き好き、抱きしめたい!」と、その人のことを強く思います。それが、呪詛の際の「強く念を定める状態」と同じなのです。

彼が彼女を熱烈に思えば思うほど、彼女はロックオンされます。
その瞬間、彼の式神が発動して、彼女が吐き気や、頭痛、だるさ、眠さで、寝込むのです。

彼は、話題も豊富で、女性に対しても、格別奥手ではないそうです。なんで、今まで結婚できなかったのでしょうか?

彼が真剣に思えば思うほど、相手は、体調不良に陥り、なんとなく彼と会うのが嫌になります。
普通の人は、まさか式神が飛んできているとは夢にも思わないでしょうが、理由はともあれ、こうもしんどいのが続くと、何となくいやになって足が遠のいてしまうのではないでしょうか。

前世の彼は、憎いから相手を呪殺していたのではなく、ただ依頼された仕事として、淡々と呪術に関わっていました。
悪気がなくとも、それはれっきとした殺人です。
その報いをうけているのです。

 

彼女の問題は、こういう男性を引き寄せること

彼は、私のクライアントではないので、彼に対して、何かアドバイスをすることはできませんし、この話も、彼女が話さないかぎり、本人が知る由もありません。
知ったとしても、信じるかどうかは、また別です。

彼女は結局彼と結婚したのでしょうか?……ずいぶん迷っていたようでした。

彼は彼女を愛しているので、大事にしてくれるでしょう。
しかし、彼が愛すれば愛するほど、彼女は弱っていきます。
死にはしませんが、寝たり起きたりの、鬱のような状態になります。

愛をとるか、健康をとるか……何が幸せと感じるかは、人によって違うので、それは彼女が決めることです。
貴方ならどうしますか?

そのころ、彼女は本当にくったりして<
やっと起きているような状態だったので、呪詛返しの石をわたしました。
そうすると、毎日来ていた彼からのメールがぱったりこなくなりました。
彼が寝込んだのです。
文字通り、呪詛が本人に返ったようでした。

その顛末は、メールで知ったのですが、それから、彼とは、お別れしたとのことでした。(彼が寝込んだのは、1週間ほどですからご安心くださいね。)

このレベルの方になると、通常の引き寄せの法則だけでは、不十分なので、サイッキックリーディングで対応します。
彼女からのメールがくると、パソコンがシャットダウンしたり、電気物が壊れたり、式神が邪魔をしてきました。
その中をかいくぐっていらっしゃるのは、根性のいることだったでしょう。

ともあれ、

彼の問題は、前世の呪詛のカルマですが、彼女の問題は、こういう男性を引き寄せることです。
その原因は、彼女にあります。
そこを見つめなければ、同じようなタイプの男性をまた引き寄せます。

もちろん、女性で式神憑きのかたもいましたが、本人は自覚していませんでした。
皆さんは大丈夫ですか?

くれぐれも、人を呪ったり、遊び半分で、呪詛まがいのことをしないようにしてくださいね。

式神に関しては、最近、うっかり式神入りのパワーストーンをもたれてたいへんなことになった方がいたので、注意を促すためにも、次回はもう少しお話ししますね。

マユリ

 

 

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